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住宅設備

Q:床暖房について、

KENさん
リビングを床暖房にするか迷っています。

床暖房のメリット・デメリットを教えてください。
2015年03月15日投稿
  • 111,458

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feve casa登録専門家による回答 No.001
遠藤浩

方式は3種類、それぞれ、メリット、デメリットがあります

遠藤浩
床暖房の種類は、仕上の下に敷くものによって、3種類あげられます。
温水パイプを敷く温水式、発熱体が薄いフィルムの電気式、蓄熱材を敷き深夜電力で暖める蓄熱式です。
それぞれ、エアコンやファンヒーターのように風が吹きませんし、音も出ないので、静かで足元からポカポカと暖めてくれて快適です。やはり、プラスアルファーとして、あったほうが、より快適に過ごせます。

温水式は、熱源にガス、石油、電気があり、どれも機器設置費用が結構掛かります。電気よりガスや石油の方が暖かいです。

電気式は、設置が温水式より比較的簡単に取付けられますので設置費用が比較的掛かりません。しかし、電熱線に通電するわけですから、電気代は結構かかります。

蓄熱式は、設置費用は、温水式と大差ないと思います。深夜電力を使うことで、ランニングコストが抑えられます。ただ熱を夜に貯めて、放熱するだけのシステムなので、細かな温度調節は、あまり出来ません。

暖かさでは、熱源にガスや石油を使うものが断然暖かいでしょう。フィルムを使った電気式も暖かいと思いますが、電気代がちょっとかさむと思います。

暖かくて、ランニングコストがかからないのは、まだまだ、石油を熱源にすることだと思います。
石油の供給は、燃料屋さんと契約して、毎月、タンクに給油してもらう方法が手間がかからず便利です。東京23区内ですと、難しいと思いますけど・・・
2015年03月15日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.002
kameplan architects

お薦めは温水式、空気式です。

kameplan architects
温水、電気、蓄熱式のイニシャル、ランニングコストは、
他に回答されている方と同じですが、
私は電気式をお勧めしておりません。
なぜかというと、電気式はイニシャルコストは安くすみますが、電気代が想像よりも高くつき、結果的に使わなくなることが多いですね。
また、電気式はその発熱体の仕組み上、上に長時間座っていると低温やけどを起こすことがあります。
子供さんやご高齢の方がいるご家庭では、そういう面からもお勧めできません。
その点温水式は低温やけどの危険もなく、ほのかな暖かさが持続できるのでお薦めです。

その他、床下にエアコンの風や、太陽で暖めた空気をを送り込む「空気式」というものもあります。
こちらは床下に空気を送り込むだけなので、床暖パネルをしき込む工事もなく、床下で空間がつながっていれば暖めることが可能です。
その反面、空気で床を暖めるので、すぐに暖まるということは難しく、ある程度の時間運転しておかないと床暖房の効果が現れにくい点もあります。
また、必要な熱量を算出するのが難しいため、一般的な手法とはいえません。(設計段階での検討が必要なため、出来る設計事務所も少ないと思います)

太陽熱を使った床暖房システムは、イニシャルコストはかかりますが(150〜200万円程度)、ランニングコストはそのほとんどを太陽熱でまかなうため、温水式、電気式、蓄熱式よりも安くすみます。
代表的なシステムは
OMソーラー
http://omsolar.jp/
そよ風
http://www.kankyosouki.co.jp/
などがあります。

当事務所では、温水式、空気式床暖房の実績も多いので、
ご興味があればお気軽にお問い合わせください。
http://kameplan.com

どちらにしても、床暖房は室温を低く抑えることができたり、脱衣室やトイレに設置することでヒートショック(心臓発作、脳溢血など)を防ぐことも出来るので、予算が可能であれば、導入をお勧めしています。
2015年03月15日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.003
加藤將己

床暖房について/まとめ

加藤將己
まず床暖房の一番のメリットは床下から暖まり、ヌクヌクとして底冷えのないことです。またエアコンですと室内のホコリを舞い上げ、吹回していることになりまた風を感じます。以前お子さんが喘息気味とのことで是非とも床暖房にしましょうと勧め、以降発作の症状が減ったと聞いてます。また熱カロリー的にもエアコンで暖房するより少ないのでお肌の乾燥も少なく、女性に優しいのです。どんな暖房方式でも同様ですが住まいの断熱をきちんとすることが前提です。特に床暖房では床下から温めるのですから床下の断熱は特に留意しましょう。そして何より大事なのは床暖房として暖房をするのには、部分的でなく家全体で考えることがポイントです。どうも一般的にホットカーペットの発想で部分的にされることがままありますが、それでは床暖房してない部分から熱は逃げてしまいます。忘れがちなのは玄関、浴室でここからの熱損失は大きいのです。私は30数年このかた、ごく普通のお勤めの方の住まいも床暖房として住まいを創ってきました。それというのもいつも天井が高く、エアコンでは対応できないので床暖房の採用となります。床暖房は立ち上がりは確かに遅いですが、むしろ一度きちんと温めて、あとはその場だけ、その時だけの暖房でなく冷えないように温度設定を下げ、継続して使う事が経済的です。床下のベタ基礎のコンクリートの中に温水を通し、蓄熱帯として家全体を暖房したこともあります。コンクリートは暖まりにくいですが、一度暖まってしまえば冷めにくく工事費、維持費共経済的でした。またアクアレイヤーシステムという優れものもあります。これは床下に水の袋を敷き詰め、下から温め湯たんぽのようにヌクヌクの暖かさを楽しみます。温泉地であればお湯の廃湯をまわして温めれば暖房費はゼロになります。それは無理として深夜電力の安い電気で温めてやればいいのです。また地面を温めて蓄熱層として使い、その暖かさを室内に導くサーマスラブという床暖房もあります。最初は??と思ったのですが、建物の下の地面を温めたとして、建物の下2Mぐらいでは17、18℃となって地中温度とほぼ同じになり温度の行き来がなくなり蓄熱層として使える原理です。2月に南アルブスのあるショールームで体験でき、室温がどこもここも20℃でほんのりとした暖かさでした。家全体が温められヒートショックがないこと、またシステムがシンプルで故障がほぼ起こりえないこと、なにより通電割引が適用となり暖房費がとても安くおさえられることです。寒冷地では一般に行われている凍結防止帯の必要もなく経済的です。これもシンプルなだけ工事費、維持費共経済的です。快適な床暖房も温水を使えば、どうしても経年により水もれもあり築27年、23年のクライアントから電話がありやり直しました。パネルの入替となりましたが床暖房の良さを知っているのでまた床暖房がいいと。NET上ではうまくお伝えできません、直接お話できればもっとうまく説明できるかと。

株・将建築設計事務所 TEL03-3205-3326
かとうまさみ/masami kato/加藤將己
URL:http//www.shoarch.com
E-mail:katom@shoarch.com
2015年03月15日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.004
遠藤泰人

床下暖房に限ります。

遠藤泰人
もう、温水パネル、電気パネルなどでフローリングを不自然に暖めるのはやめましょう。ちょっと温度を上げると足の裏がチリチリしますし、低温やけどの可能性があるとメーカーはカタログの端に書いていたりします。

木造の場合ですが、1階の床下の空気を暖める事が一番です。床暖用フローリングを使う必要もありませんし、安い無垢フローリングでOKです。床暖のエリアという概念は無く、1階床全てが暖かくなります。暖められた空気はいろいろな所から室内に上がってくるようにしましょう。

2階がメインでも同じですね。1階が暖かければ2階床は暖かくなります。

私の場合は、冷たい空気が落ちてくるガラス戸前の床にグリルを設けるという教科書通りの方法以外に、制作キッチンの巾木、洗面台の巾木、玄関の段差の奥などい間などからも出しました。そのまま全館を暖めて、床下に戻るというシステムです。床下の空気をあたためる手段は何でもいいです。温水を配管して、所々にラジエターをつける事もしましたし、基礎下の土を深夜電力で暖めたりもしました。

現在では小さな家ではもっと簡単に、普通にエアコンで暖房した室内の暖かい空気を、天井近くに設けた換気扇で床下に送り込む事もします。それだけでもある程度の床暖房効果はでます。ひんやりしたフローリングでは無くなり、タイルの床も裸足で歩けるくらいにはなります。

その前に建物全体(床下も含め)の断熱性能をよくする事は必須ですが、一般的な床暖房の費用を断熱の性能アップに廻すと良いと思います。

私のホームページでは、「本棚に囲まれた一室空間の家」というのがが床下暖房の良い例です。本棚の下の横桟の所からも暖かい空気がほんのりでてきます。決して風という感じではありません。
http://www.kukan-studio.com/works/index5.html

そうそう、このタイプの床暖房にデメリットはありません。
普通のフローリングを直接暖める方式は、デメリットとすると、前にも書きましたが、フローリングの選択巾が限られる。場合によっては足の裏がチリチリする。床暖房した所としない所で気持ちよさが大きく変わる、等という事でしょうか。

さらに詳しくお知りになりたいという事でしたら、メールでお問い合わせください。

--------------------------------
遠藤泰人 090-3546-3927
endo@kukan-studio.com

株式会社 空間スタジオ
http://www.kukan-studio.com
151-0053 渋谷区代々木4-23-13-302
T : 03-3379-1571 F : 03-3379-1572
----------------------------------
2015年03月15日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.005
森健一郎

【快適健康環境+Design】森建築設計

森健一郎
KEN様
皆さんの回答がどうも的を得ていないと感じるのでアドバイスします。

そもそもリビングで床暖房を検討されているのは新築計画ですかリフォームのご計画ですか?
また日射取得が多い地域ですか少ない地域ですか、南面の窓の大きさは何m2くらいありますか?
(建設地の市町村まで分かればさらに的確なアドバイスが可能です)
ご計画住宅の断熱性能はどの程度ありますか?
これらの事が分からないと正しいアドバイスはできません。

床暖房は暖房システムの中で最もエネルギー効率が悪くイニシャルコストもランニングコストが高いシステムです。床暖房を導入するなら最低でも次世代省エネ基準を確保しないと単なるエネルギーの無駄使いとなります。またトップランナー基準の断熱性能があれば床暖房など不要です。床暖房している部屋は確かに心地よく、私も5年前まではお客様にお勧めしていまいましたが、4年前からは床暖房システムに投資するお金があるなら断熱性能と気密性性能を上げるようアドバイスしています。断熱性能を高めて窓からの日射取得熱を的確に取り入れてなるべく逃がさないように設計すれば真冬の晴れた日なら夜寝るまで暖房は不要ですよ。
太陽熱は0円です。どう考えても素直に太陽光を利用した方が賢明です。

さて、上記の基本的な知識を理解していただいた上で床暖房各システムの長所と短所を申しあげます。
①電機シートシステム
 イニシャルコストは最も安いです。また8帖程度までの大きさならイニシャルコストとランニングコストを20年ベースで計算すると温水式よりも低コストです。電機シート敷きの大きな問題は電磁波です。目に見えないものなので皆さんあまり気にしませんが電機シート式床暖房やホットカーペットなどの電気で床を暖めるタイプの上に人が長時間触れるのも最も電磁波の影響が大きいです。私はお子さんの為にもお勧めできません。電機シート式は低温火傷するという書きこみがありましたがそれは出始めの話で現在ではどのメーカー(日本製)でも低温火傷などしません。

②給湯式
 ガスまたはヒートポンプでお湯を作って床下に循環させるシステムです。ガス式を1としたらヒートポンプ式は1.5倍程度のイニシャルコストです。ランニングコストはヒートポンプの方が安いので20年ベースをトータルで考えるとヒートポンプの方がお得です。ヒートポンプ式はお風呂などの給湯と兼用とするシステムもあります。

③アクアレイヤーシステム
 電機シートの上に水のチューブを載せて夜間電力で蓄熱させて昼間放熱するシステムです。過去3軒導入した経験がございます。イニシャルコストはガス式の1.5倍くらい、ヒートポンプ式給湯床暖房と同じくらいです。深夜電力を使うのでランニングコストは普通ですが消費エネルギー(CO2発生量)は膨大です。最低でも次世代省エネ基準程度の断熱性能がないと部屋が暖まりません。
(給湯式は断熱性能が低くてもガンガン稼働させてエネルギーの無駄遣いをすれば暖まります)

④土壌蓄熱式床暖房
 11年前、我が家に導入したシステムです。新築にしか導入できません。イニシャルコストはガス給湯式と同程度、深夜電力を使うのでランニングコストはガスよりやや安いくらいです。③と同様にイニシャルコストはそれほど高くないですがエネルギー消費量は膨大です。このシステムも最低でも次世代省エネ基準程度の断熱性能が必要です。

⑤屋根集熱床下吹き出し(OMソーラー系)
 断熱性能の低い20年前のシステム、過去の遺物です。断熱性能向上技術が確立された現在、屋根で集熱しなくても窓からの入射だけで十分です。このシステムに150万円掛ける意味が分かりませんし地元静岡でも売れ行き芳しくありません。

⑥床下エアコン吹き出し
 純粋な床暖房ではありませんが、床面を暖めながら床グリルから空気を吹き出し循環させるシステムです。エアコン1台~2台で家一軒暖まるので冷暖房トータルで見ると最もイニシャルコストが安いです。高効率なエアコンを使うのでランニングコストも低いです。躯体断熱性能がトップランナー基準を超える断熱性能が必要なのと、床下の基礎立ち上がりを無くすなど特別な設計が必要です。

⑦エクセルギーハウス
 自然沪過した雨水を太陽光給湯で温め(30度程度)床下に蓄えながら循環させるシステムです。貯湯量は6トンもあります。太陽光という自然エネルギーで温めるシステムなのでランニングコストはゼロ円です。イニシャルコストは全ての床暖房システムの中で最も高額で350万円程です。(暖房だけでなく夏の冷房システムも込みの金額)


以上ざっと説明させてもらいました。
KEN様がもしリフォームでちょこっと床暖房を導入したいということ
ならガス給湯式を導入してください。大規模なリフォームや新築のご計画でしたら先に説明した通り床暖房に支払う費用を断熱強化、特に窓サッシの断熱性能強化に使った方が賢明です。

【快適健康環境+Design】森建築設計
川崎市中原区等々力17-5
044-744-1596/090-9134-2670
info@mori-ken.com
ホームページ
http://moriken.p1.bindsite.jp/
ブログ
http://moriken1ro.exblog.jp/
2015年03月15日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.006
山本富士雄

床暖房について

山本富士雄
私は皆さんのご意見とは異なる視点でお話しします。床暖房は高価な割

に木のフローリングの場合乾燥による隙間、割れ、そりが生じデメリッ

トがあります。エアコンを床下において、壁の下部から吹き出す方が安

上がりで床暖房と変わらない効果があります。ご予算が潤沢なら「光冷

暖」http://www.a-hikari.com/lp_3/がベストです。500万円く

らいかかりますが。エアコンのない画期的に心地よい素晴らしい冷暖房で

す。ホームページをどうぞご覧ください。費用のかかりすぎないように

当社が設計・監理致します。

(株)山本富士雄設計事務所0422-21-3950
  
info@f-yamafuji.com
2015年03月16日時点の回答です

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feve casa登録専門家による回答 No.007
米戸誠治

床下暖房(エアコン)が快適です。

米戸誠治

多くの方が、良いと言われている様に、床下暖房(エアコン式)は快適です。

わかりやすい様に、下記に簡単な絵を掲載しています。
http://www.aurora.dti.ne.jp/~yoneto/way.html

エアコンはヒートポンプを使っていますので、
とても省エネな暖房機器です。
これほど良い物を、使わない手は無いです。

色々な種類の床暖房を設計してきましたが、
床下暖房(エアコン式)が、一番おすすめです。

エアコンですから、操作は簡単ですが、
運転方法にチョットしたコツが必要です。
自宅にも採用しており、毎日使っていますので
省エネで快適な使い方のコツを、お伝えする事もできますし
快適な使い心地を体験して頂く事もできます。

お気軽に体験しに来てください。

米戸誠治  (有) 米戸建築工房
TEL 03-5315-7158 世田谷区南烏山4-23-4
Email : s@yoneto.com
http://yoneto.com
携帯電話(PHS) 070-6559-4217
2015年03月16日時点の回答です

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