中部地方都市の中心地の町屋である。
周囲は中心街のややはずれの商店、マンション、町屋の少し込み合った敷地環境である。東西(間口)9m、南北(奥行)30mの約270㎡(82.47坪)の典型的な町屋の敷地である。(区切ってないので大きな敷地である。)
既存の建物も中庭で採光と風通しを図っていた、計画住宅もそれに倣った。
(町屋の中庭を設けると言うのは実際手掛けてみると実に理にかなった案というのが良くわかる。
可能な限り南と北からの採光通風を考慮した、むろん夏の直射日光、冬の熱は対策済(天井、壁、床の断熱、遮熱、気密にも充分考慮した。)自然力を最大限に利用したバリアフリー住宅でもある。
住宅性能の最大限の確保、高い防犯性能、落ち着きのある住まい、外構、メンテナンスのし易さを目指した。
南側の平屋棟部分にキッチンを大きくとり、それに付随して食堂、居間を配置した。
外壁材はシンプルさの中にメンテナンスのし易さ、楽しさを演出、内部は床、壁とも自然素材を採用して健康的なことも考慮している。
その平屋屋上部分にはウッドデッキを敷き込み(雨の音、夏の日光の遮りも期待して)、デッキ使用も可能にしている。
2階棟は1階部分に寝室(畳の部屋と広縁、書斎、玄関)2階部分の個室はホテルの部屋のような使い方を計画した。
現場所在地 | 豊橋市 |
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構造 | 木造在来 |
階数 | 2階建て |
工務店 | (株) 竹工建設 代表 竹田芳造 担当 鋤柄 稔 |
家族構成 | 夫婦+子供 |
敷地面積 | 272.65㎡(82.48坪) |
延床面積 | 158.16㎡(48.84坪) |
建築費用 | 4000万円(税込み、解体費、外構込み) |
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