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構造

Q:長期優良住宅認定基準の耐震性

ひでさん
お世話になります。
さて、長期優良住宅の認定を受ける際、認定基準の耐震性「耐震等級2以上」を確認するための審査には、どのような事がなされているのでしょうか。
 やはり、許容応力度計算による構造計算書の提出が必須になるのですか。それとも、構造強度を向上させる為の「火打ち梁」などの部材が追加されていればよいのでしょうか?
よろしくお願いします。
2018年10月25日投稿
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feve casa登録専門家による回答 No.001
松田靖弘

耐震の性能評価について

松田靖弘
ひでさん はじめまして

どういう建物をお考えか不分明ですが、おそらく一戸建てで通常規模の木造住宅かと思いました。その前提で考えてみますが、まず階数が2階までか3階建て(以上)なのかによってかなり異なります。

基本的に2階以内で高さ13m以内、軒高9m以内であれば、構造計算書までは不要です。もちろん性能評価で耐震等級2以上となると、等級1との差が当然ありますので、通常の建築基準法の構造規準(等級1)に適合した上で、いろいろと追加される確認規準があり、基準法にはない床倍率をはじめ、チェック項目は多岐にわたります。

また対処の方法も必要な程度に応じて、部材追加による補強のほかにもさまざまな方策があり、建物仕様も多様ですから、ここで一概に書くことはできません。

ただ個々に見ると、そう難しい話しではないと思いますので、専門家に相談していただければと思います。
とりあえず限定的なお答えで恐縮ですが、少しでも参考になりましたら幸いです。
2018年10月30日時点の回答です

ありがとうございます。 長期優良住宅の認定でも、構造計算書はいらないのですね。 一般的な2階建木造住宅は、建築確認の際に4号特例により構造計算書が不要だと知りました。この地震大国の日本で、基準法の最低限の構造強度(耐震等級1)の安全性さえ、設計した建築士以外の第三者によるチェックがされていないことに大変驚きました。 ならば長期優良住宅の認定を申請すれば、構造強度の安全性を構造計算によって担保されるのかもしれないと思いましたが、そうではなさそうでした。 設計者以外の建築士に、構造強度の確認を依頼すればよいのですが、そうなると設計者が良く思わないのではないか気になります。

2018年11月04日 ひでより

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