feve casa登録専門家による回答 No.003
構造計算されていないわけではありません。
中山秀樹
おはようございます。
簡単に申し上げますと、木造二階建てというのは建築基準法の中で確認申請に関する緩和規定があります。
確認申請の際に構造計算書の提出を義務付けておらず、その代り審査を早く進められるというメリットがります。
ですが、ここで注意しなければならないのが、構造計算書の提出を求められていないだけで、やらなくていいということではありません。
構造計算は木造二階建てでも必要です。
そして構造計にはいくつかの種類があります。
詳細検討する方法が一番間違いありませんが、その分構造計算の費用も掛かりますからご予算との相談になりますね。
ただ、簡易検討が危ないかというとそういう訳でもありません。
「仕様規定」といった法律に準じて計算しますし、簡易な分、法律内で安全率の割増しをしています。詳細検討したほうが耐力壁を留める金物の数が少なくなることもあります。
しいてデメリットを上げるとすれば、構造のスペシャリストでなくても計算できてしまうものなので、設計の自由度が狭まることがあります。
この辺りは建築家と相談ではないでしょうか。
あとは法律で求められないことを良いことに本当に計算していないハウスメーカーや工務店、設計事務所があるかもしれませんね。
注文であれ分譲であれ必ず構造計算の根拠を求めたほうがよろしいでしょう。出せないところは怪しいと思って間違いないでしょう。
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ご注意ください。
2014年11月25日時点の回答です