鎌倉における築70年を超える平屋のリノベーションです。このリノベーションを特徴づけるのは、横須賀佐島沖でイワシの畜養のための生け簀に使用されていた杉材を再利用し、使用していることです。イワシの生け簀に使用されている杉材は、生け簀が5年から7年すると新たにつくり直されるために、古材として湘南地域で流通しています。その杉材を、水廻りの床、天井や玄関床材、ロフトの床材に使用しています。海の中で潮に洗われた杉材は、独特の風合いを醸し出しています。また、土地のよう壁には、横浜や横須賀でよく見受けられるブラフ積みというフランドル煉瓦積みの意匠で組まれた大谷石による工法でした。この石の積まれたリズムを玄関、水廻りの床のデザインに反映しています。目の前に広がる相模湾の景観を最大限に取り込むようにキッチンからリビングへの視線を配慮し、伸びやかなプランとしてリノベーションしています。
現場所在地 | 鎌倉市 |
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構造 | 木造在来工法 |
階数 | 1階 |
工務店 | - |
家族構成 | ご夫婦(現在、週貸しのマイクロステイという仕組みにより宿泊可能) |
敷地面積 | - |
延床面積 | - |
建築費用 | - |
建築費坪単価 | - |
設計料 | - |
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