「北側オープンスペースの効果」
北側に向かってなだらかに傾斜した敷地の中で、建物を南側によせることによって、日影と北側斜線をさけた地下1階、地上3階の最大限の大きさを確保している。用途は地下1階から地上2階までが賃貸住宅、3階がオーナー住宅となっている。全ての階において北側に大きな開口部が設けられているが、隣地との距離は道路幅程度の6M以上として、プライバシーを確保しながら安定採光を得ている。
構造形式をRC薄肉ラーメンとすることによって、3階のオーナー住宅は、下階のプランの制約を受けない自由な平面計画が可能となっている。北側斜線の厳しい地域において、北側にオープンスペースを設けることは、敷地の有効利用上の効果は大きい。そして、北側隣地との距離、窓先空地のしつらえ、開口部の工夫によって、南側に開く配置と違った快適な居住環境を提供することができる。
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現場所在地 | 世田谷区 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地下1階地上3階 |
敷地面積 | 334.71㎡ |
延床面積 | 683.43㎡ |
ウォークインクローゼット(以下WIC)はもう当たり前になった感ありますね。 クローゼットとしてはもちろん、収納スペースとしても大活躍するWICの実力を見ていきましょう。