収納はすまいの暮らしやすさを大きく左右します。収納計画は、充分な収納スペースを確保することはもちろんですが、収納スペースの設計自体によっても収納性が異なってきます。
収納計画のポイントは<奥行の使い分け>。<奥行>は大きくわけて4つの数字を覚えておくと便利です。その4つとは・・・①30cm、②45cm、③60cm、④90cm です。
① 30cmは本などの収納の奥行き寸法です。文庫本などの小さな書籍の場合はもっと奥行が浅くてもOKです。②45cmは一般の収納の奥行き、③60cmはクローゼットの奥行き、④90cmは布団を収納する押入の奥行きです。
このように見てみると、それぞれ「しまうモノ」によって適切な奥行き寸法があることがわかりますね。
収納を詳細に考えていくと、もっと細かい寸法がありますが、基本的にはこれらの4つの寸法をベースに収納スペースを考えていくと計画しやすいでしょう。