住まいを守る「屋根」に注目。美しいデザインと素材にこだわろう

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一戸建てを建てるとき、内装はもちろん外観にも自分の個性が表れていると愛着が沸きますね。エクステリアや庭、そして外壁、屋根などを総合的にプロデュースすることで、真の「あなたたちらしい」住まいが誕生します。今回は、屋根に注目して形状の種類や素材、美しいデザインをご紹介します。屋根によって、外観のイメージは大きく変わります。ぜひ参考にしてみてください。

和モダン住宅に最適な切妻屋根

こちらは切妻屋根と呼ばれる木造住宅に多い形状です。和風の外観でありながらどこかモダンな印象を与えるのは、装飾を省いた品の良い素材で仕上げられているから。屋根の切妻部に取り付けられる化粧板(破風)を丁寧に重ね、シャープな屋根が実現しています。施主自ら作り上げたセンスの良い造園、外構とも絶妙にマッチし、総合的な和モダン住宅が実現しています。

凛とした佇まいの方形屋根

平面が正方形の建物に用いられる「方形屋根」。軒を深めに設計しているため、抜群の日当たりを程よく調節します。和モダンな外観をお好みの方におすすめのスタイリッシュなデザインが魅力。黒で統一された屋根と外壁、シンメトリーな外観が凛とした雰囲気を醸し出しています。

天然スレートでラグジュアリーな屋根に

クラシカルな洋風の外観が印象的なこちらの事例。複合寄棟屋根は、天然の玄昌石葺きになっています。一般的に「スレート系」と呼ばれる粘板岩のなかでも、高級屋根材として知られている天然スレート。スレートは、軽くて耐震性に優れているほか、耐用年数が長いことも魅力です。洗練された、ラグジュアリーな外観をお好みの方は取り入れてみてはいかがでしょうか。

周辺環境に溶け込むデザインを

屋根は、山の麓風景にマッチするよう背景の山と同じ角度でデザインされています。一見奇抜にも見える個性的な外観デザインですが、静かな農村環境に調和するよう、綿密に計算されています。住まいは自分のものですが、外観は街との調和が大切。個性を発揮しながらも、周囲に溶け込む配慮が大切ですね。
屋根のもっとも重要な役割は、雨や火災、暑さ寒さから住まいを守ること。デザインにこだわるのはもちろん、防水性や耐震性にも気を配り選びたいものです。また使用する屋根素材により、屋根勾配の最低規定が定められているため、デザインと合わせて検討する必要があります。家族を守る理想の住まいづくりのために、ぜひ屋根にも注目してみてくださいね。

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ライター/writer naomi
タグ:屋根