いぬの気持ちになって考えた!愛犬と家族のように暮らせる家

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「愛犬と楽しく安全に暮らしたい。」ペットを室内で飼われている人なら、特にそう感じることも多いはず。住宅には階段や電気配線など、人の生活に必要なのものでも、ペットにとっては、負担だったり、危険だったりすることがあるのも事実。ここでは、人の日常に配慮しながらも、まるで犬の気持ちになって建てられた住まいをご紹介します。 愛犬への思いがこんな素敵にデザインされた住まいなら、愛犬も人もきっと快適に暮らせることでしょう。

上り下りしやすいゆったりした階段

ペットが上り下りしやすいように配慮された階段です。一段一段にペットが立てる程度の広さを確保することで上り下りの負担を軽減しています。一段ごとの段差も低く抑えらえているので愛犬もきっと上り下りしやすいことでしょう。狭くて暗くなりがちな階段スペースですが、ガラス越しに外が見えるため開放感もありますね。手すりのついた、明るくゆったりとした階段は、人にとっても上り下りしやすい階段になっていますね。

中庭から部屋までがスロープでつながれた家

愛犬が自由に移動できるよう、高低差のある空間が、階段の代わりにスロープで繋がれています。これにより、スキップフロアで構成された住まいながら、上下の移動がバリアフリーに。階段の上り下りが苦手なワンちゃんでも安心して、かなり広いエリアを動き回れます。 スロープの床が、カーペットになっているところにも細やかな配慮を感じます。また、室内だけでなく、中庭のウッドデッキへもスロープで出られるため、散歩に連れ出したりする時にも楽々です。こちらも愛犬に優しいだけでなく人にも優しい住まいですね。

愛犬の姿が見える、安心な吹き抜け

とても広くて明るい二階のお部屋ですが、一階と吹き抜けでつながっており、より開放的な空間となっています。落ちる危険がある吹き抜けに面には、手すり下部にガラスをはめ込んであります。これにより、安全を確保しながら、二階の様子も見ることができます。ガラス越しに二階から愛犬が下を覗く姿は、きっと愛らしいでしょうね。床全面が無垢フローリングなのも、ペットにとって滑りにくくて良いですね。吹き抜けを通して人と愛犬がコミュニケーションできる住まいです。

無邪気に遊べるリビング続きのデッキスペース

リビングからつながるデッキスペースは、 愛犬と一緒に遊ぶには最適のスペースです。 開放的かつお手入れしやすい場所なので、人と愛犬がより快適に過ごせますね。 ここでは、さらにデッキスペース上部に可動式のテントがつけられています。直射日光を遮ることで、デッキ自体が熱くなるのを防ぎ、ペットが足の裏をやけどするのを防ぐことができます。また、壁の開口部にオシャレな格子の柵がついているので、リードを外していても愛犬が庭から逃げださないので安心です。

配線スッキリで、一石三鳥の住まい

床から収納スペースを浮かせて設置することで、「掃除のしやすさ」「ペットの安全」「ペットの通り道」を確保した一石三鳥の住まいです。家具の後ろなど、毛やホコリだまりになったりする場所がなくることで掃除がしやすくなっています。また、延長コードやテレビ配線など、なめたりかじったりすると困るものはペットが届かないところに配置されています。これも人ができる愛犬への配慮ですね。そして、この収納の下がペット専用通路にも。ここを安心して歩いている愛犬を見れば、なんだか癒されそうです。
人とペットとが快適に暮らす工夫には、お手入れのし易さなどの便利さ、床の滑りにくさなどの安全性、移動のしやすい間取りなどのさまざまです。いいなと思えるアイデアに共通するのは、愛犬の気持ちになって考えたものと、人の生活にとって快適なもののバランスがとれているものだと思います。きっとそのバランスは人それぞれで、快適さを少し犠牲にしても実現したい空間もあると思います。人と愛犬がふれあいを楽しみながら、一緒に暮らせる住まいって本当に素敵だと思います。ぜひこれらのアイデアも参考に、理想の住まいを実現してみてください。

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ペットと暮らす工夫(玄関) 2013年12月12日投稿 住宅設計 ペットと暮らす工夫(玄関)

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ライター/writer hotagos