「クロス」で住まいが変わる!機能性やメンテナンス性にも注目

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屋内空間を自分らしく彩る内装材のなかで、最も良く使われているのが「クロス(壁紙)」です。クロスには、さまざまな種類や色柄があり、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。今回は、クロスの選び方と選ぶときの注意点をわかりやすくご紹介します。

クロスの種類

クロスはおもにビニール製、紙製に分けられます。クロスの中で最も使われているのがビニール製。ポリ塩化ビニルに加工しやすくするための添加物などを混ぜてつくられています。エンボス加工やプリント、色柄も豊富で多くの住まいに採用されています。紙製は、和紙タイプや襖紙をクロスとして使用しているケースも見られます。表面にエンボス加工やプリント加工が施され、趣のある壁をつくることができます。

クロス選びのポイント

クロスを選ぶときのポイントはこちらの2つ。ぜひ参考にしてみてください。

1.機能性で選ぶ

耐久性や耐火性などクロスによって機能は異なります。使用する部屋によって使い分けることも可能です。また、シックハウス問題に対して、ホルムアルデヒドの放散量に応じた表示がなされています。等級にも注目してみましょう。

2.好みの色柄、テイストで選ぶ

クロスは部屋の雰囲気を大きく変える内装材。自分好みの色柄であることはもちろん、リラックスできる、明るい気持ちで過ごせるなど、色の心理効果にも注目して選んでみてはいかがでしょうか。

クロス選びはメンテナンス性も重要

使用する部屋によって、メンテナンスのしやすさは重要なポイントになります。例えば、水まわりで使用するなら汚れが拭き取りやすいウレタンコートタイプがおすすめです。防汚タイプ、防水タイプなどメンテナンスしやすいクロスも多数あるため、汚れやすい場所に使用する場合には検討してみてはいかがでしょうか。

クロス工事でのチェックポイント

クロス工事でチェックしておきたいポイントは、「継ぎ目」です。特に柄のあるクロスの場合、柄のズレや継ぎ目が目立つ場合があります。 きちんとした施工がされていなければ、時間が経つと継ぎ目から剥がれてくることも。しっかりとした下地処理や糊付け、裁断は、やはりプロならでは。クロス職人の方に貼ってもらえば安心です。
最近では、空間の一部にインパクトのあるクロスを採用する「アクセントクロス」にも注目が集まっています。住まいづくりのなかでも、空間を印象づけるクロス選びは楽しいもの。ぜひ機能とデザインに注目して選んでみてください。

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ライター/writer naomi