敷地の東側に道路があり東西に長い敷地です。
建替えなので敷地の持つ特性、日の当たり具合や風の通り方をお施主さんに良く聞かせて頂き、旧建物の便利だった点、改善したい点等も入念に聞かせて頂いて設計に全て盛り込んだ結果、生まれた住宅です。
お子さんのピアノの練習音が近隣に漏れないようにとの事も有って、防音仕様とするだけでなく、道路側の外観も壁の多い、開口部の少ない閉鎖的な外観としました。一方、採光は東西幅の長い南側から採る事とし、また小さな吹抜や東面西面の効果的な開口部の確保によって、一日中自然光の入る、風の良く通る住宅となりました。
また設備的には東西の幅が長いことを生かし、太陽光発電システ(5.1kw)を導入しエネファームも付加してダブル発電としました。
インテリアは吹抜を介する事で上下階の断絶を解消し、無垢木材を多用したり、漆喰を壁や天井に多用することで、自然素材志向の内装としました。
またガラス屋根の有るウッドデッキを外と中を繋ぐ「靭帯」として、サービス動線も含め、外でありながら雨に濡れない「半屋外的空間」も積極的に多用して空間の拡がり感を演出しました。
現場所在地 | 堺市北区中百舌鳥町 |
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構造 | 木造在来工法 |
階数 | 2階+小屋裏階 |
敷地面積 | 262.50㎡ |
延床面積 | 263.00㎡ |
建築費坪単価 | 約75万円 |
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