I邸リノベーション工事
詳細を見る出窓のあるダイニング
詳細を見る収納を集中確保して広々とした玄関
詳細を見るLD天井の梁型と採光床
詳細を見るLDから階段を見えなくする特注の引戸(開状態)
詳細を見るLDから階段を見えなくする特注の引戸(閉状態)
詳細を見るキッチンから見通せる、コンパクトでも広々としたLD
詳細を見る下階までの明るさと通風を確保する天窓
詳細を見るベッド上部の飾り棚
詳細を見るトイレの手洗器と幅を合わせた鏡裏収納
詳細を見るこだわりのコンパクトなトイレ
詳細を見るホワイトボード仕様のキッチン壁
詳細を見る使い勝手をじっくり確認して選んだキッチン
詳細を見る適度にLDと仕切るキッチンカウンター
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築10年以上経過した建売住宅の、リノベーション事例です。
外壁と骨組はそのままに、内部をほぼ全面的にリノベーションしています。
このプランを実現するにあたり一番配慮したのは、依頼主の当初の要望だけでなく、多くの要望を引き出し、その優先順位を整理して、予算の中で最大限効果的に実現することです。結果的には「120%満足です」と依頼主に言って頂ける、明るく気持ち良い空間になりました。
LDKで気をつけたことは大きく分けて2つあります。
1つは極力ものを見せない空間とすること、2つ目は「視線の抜け」による奥行き感を確保することです。
写真右寄りに見える白い箱状の部分は実は階段なのですが、特別にデザインした引戸を開閉することで、階段の存在を消すことができるようにしました。これによりLDの空間をスッキリ見せるだけでなく、空調の効率も向上しました。
また、その奥に一段下がってトイレを移設し、来訪したお客様に一見トイレの存在が分からないように配慮しています。
キッチンはやや奥まっており、LDとの仕切り位置に造作のカウンターを設けることで、適度にキッチンを隠しています。
こうした工夫により、極力ものを見せないシンプルなLD空間を実現しています。
また、キッチン〜LDの視線の抜けをカウンターにより適度に確保し、かつ右奥までキッチンが回り込んでいることで、奥行き感のある空間を実現しています。
さらに、LDは天井を可能な限り従来より高くすることで、圧迫感を低減させました。
これらの工夫により、依頼主のリノベーション前の一番の不満点であった「階段を2階に上がると最初にキッチンが丸見えで、かつLDが狭い」ことを解消しました。
これらに加えて、3階屋根には開閉式の天窓を1箇所だけ新設し、直下の3階床と2階床に光を通す床を設けることで、下階の明るさを向上させました。「日中も照明がいらなくなり、とても明るくなった」と依頼主から喜ばれています。
リノベーションやリフォームは、工事を始めて壁や天井を剥がすと、予想外の何かが起きることが往々にしてあります。あるはずの配管が違う所にあったり、筋交いが入っていなかったり。こまめに現場を確認し、職人さんと随時打合せて、お客様にとって最適な結果になるような変更や補強の追加を行う必要があります。大変ですが、やりがいのある作業です。
現場所在地 | 中野区 |
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構造 | 木造 |
階数 | 3階 |
工務店 | 株式会社前澤工務店 |
家族構成 | 3人家族(夫婦、子供1人) |
敷地面積 | 約73m2 |
延床面積 | 約81m2 |
建築費用 | ※リノベーション費用 約1,000万円 |
建築費坪単価 | ※リノベーション費用 坪約40万円 |
設計料 | 150万円 |
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