ワークスペースの配置(3)独立型ワークスペース

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働き方が見直され、これからどんどん増えていきそうな在宅ワーカー。そうなれば、住まいの中での書斎スペースの作り方も働き方に合わせ、どんな間取りの中に配置するのか今まで以上に考えなくてはなりません。
今回はプライベートと仕事はきっちり分けたいと考える人の参考になる、独立型のワークスペース実例を集めました。

商家にならう、表玄関に作る事務スペース

まずは玄関横に作った事務スペース。住宅の手前に仕事部屋、奥に住居という構造は、商家の伝統的なスタイルです。「家の手前」だけで仕事に関係するすべてが完結するので、来客が多いお仕事であればこの間取りがおすすめ。一方で玄関をプライベート共用にしておけば家族の出入りは感じることができるので、一人で遊びに出かけられる年齢の子どもを持つ人にも適しています。

共同作業もはかどるL字机

夫婦や親子など、家族数人で家業や在宅ワークを行う場合、それぞれの作業に集中したい時もあれば打ち合わせが必要な時もありますよね。壁沿いに作りつけたL字型机なら、少し振り返れば話もしやすく、書類や事務用品の共有もしやすいので作業効率アップの観点からおすすめです。もちろん、まったく別の職種の在宅ワーカー同士でも、相手の気配を感じながら仕事を進められますし、独立した部屋でなくリビング・ダイニングにワークスペースを併設したいときにも使える技です。
いかがでしたか?
今回は間取りを独立させたワークスペースを紹介しました。作業場が散らかりやすいとか、仕事の時は切り替えて集中したい、人の出入りや電話が多い…などの事情があり、プライベート空間から独立した仕事部屋が必要なワークスタイルの方におすすめのアイデアです。
いずれのスタイルにしても現在の在宅ワークでは、必要な電子機器類も多いので、コンセントなどの配線計画を考え、設計段階からきちんとワークスペースを作り込んだほうが得策です。
家族の働き方を具体的に考え、理想的なワーク&ライフを作りましょう!

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ライター/writer little-maya