「春眠暁を覚えず」と言いますが、寒くもなく暑くもない春は、睡眠が本当に心地よい季節。より快適な眠りのために、寝室にも工夫を施してみませんか? ぐっすり眠れれば、「暁を覚えず」どころか、目覚めもシャキッと爽快になります。ここでは、心地よく眠れるヒントがいっぱいの4つの寝室をご紹介します。
好きなものに囲まれた、パリのアパルトマン風
配管をわざと見せ、床はモルタルで仕上げることで、外国のアパートのようなおしゃれな雰囲気に。ベッドにテレビ、テーブルや本棚などを置いてもなお広々としたスペースがあり、寝室と言うより「趣味の部屋にベッドが置かれている」と言ったほうが正しいかもしれません。一日中ここで過ごしても飽きることがなさそうな、寝室をお気に入りの空間にする好例です。
ハイサイド窓で季節の移ろいを感じる
窓から差し込む日差しで目覚めたい。でも、お隣からの視線が気になって大きな窓は設けられない…。そんな悩みを解消しつつ希望も叶えるのがハイサイド窓です。近隣の住民と目線が合わないくらいの高さに小さめの窓を設けることで、適度な明るさを確保。同時に、外の景色も見えるようになり、寝室から四季を感じることができるようになります。
天井までこだわって、ホテルの高級感を演出
宿泊客の眠りを快適なものにすべく、内装や寝具の機能にこだわっている高級ホテル。そんなホテルのおもてなしが好きな人は、自宅の寝室をホテルライクに仕上げてみては? 写真の寝室は、デザインにこだわった天井、ラグジュアリーな壁紙にカーテン、ダークトーンのベッドに高いマットレスと、どれを取ってもまるでホテル。毎日の眠りが特別なものになりそうです。
ベッドを部屋の中心に置けば、空間が自由に使える
最後にご紹介するのは、ごく簡単で手軽なアイデア。ずばり、ベッドを部屋の真ん中に置くことです。ベッドを設置する時、どうしてもヘッドや片側を壁に付けて置きがちですが、その発想を転換して部屋の真ん中に置いてみましょう。するとベッドの前後左右が自由に使え、空間の使い方に幅が出ます。その際、壁や床の色とベッドをコーディネートすることで、インテリアに統一感が生まれますよ。
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ライター/writer 玉置