「和室」のある住まい。利便性に優れた和み空間づくり

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床の間や襖のある純和室がある住まいは少なくなりましたが、「和モダン」というインテリアジャンルが人気であることからも、和室独特の居心地の良さを求める方が多いことがわかります。畳や和室の魅力を再発見できる、新しいタイプの「洋風和室」は利便性にも優れた和みの空間。ぜひ注目してみてください。

半畳たたみはバリエーション豊富

大きな窓だけでなく、吊り押入の下から通風と採光を確保した明るい和室。和室独特の落ち着いた雰囲気のなかに、ナチュラルな木の質感を活かして若々しい雰囲気を放っています。

豊富なカラーが魅力の半畳たたみを採用し、2色を組み合わせることでモダンさを演出。建具やインテリアに合わせて選べるので現代的な住まいにも自然に馴染みます。

幅広の框と黒壁が生み出す和モダン空間

幅広な框と黒壁でモダンな雰囲気に仕上げた和室。和室全体がフレームに入っているような、アーティスティックな設計は斬新です。一般的な畳のイメージはグリーンですが、こちらの事例のようにベージュの半畳たたみを取り入れることで、フローリングにも自然に馴染みます。

独特の芳香性があるだけでなく、吸放湿性に優れているい草の畳。見た目の美しさだけでなく五感からも心地よさを感じられます。

使い勝手の良い小上がりの和室

リビングの一角に設計された3畳の和室スペース。小上がりの独立した空間になっているため、客間としてはもちろん、ワークスペースとしても最適。他の部屋にはない凛とした空気が流れる和の空間は、クリエイティブな発想を刺激してくれそうです。

さらに、小上がりの和室にはこんな使い方も。ゆったりと足を伸ばして読書をしたり、子どものキッズスペースとして活用するなど、日本人が元来持っている床で過ごす習慣にもマッチします。

収納スペースを確保するアイデア

空間に変化をもたらしてくれる小上がりの和室には、こんな使い方も。床下に引き出しをたっぷりと設置して大容量の収納スペースとして活用しています。

客間や子どもの遊び場としても最適な和室は、いつでもすっきりとさせていたいもの。デッドスペースを有効活用して収納を設ければ、いつでもきれいな状態をキープできます。
和室を設けることで、住まいのアクセントになるだけでなく、日本古来からの伝統を未来へと繋げていくことにもなります。爽やかな香りや程よいクッション性のあるい草のたたみは、子どもからお年寄りまで心地良いと感じられる癒しの空間をもたらします。

純和室は難しくても、洋室の床をたたみに変えた現代的な洋風和室であれば実現しやすい場合も。あなたもぜひ、和室の魅力を再発見してみてください。

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ライター/writer naomi