リビングの中に階段を設ける「リビング階段」は、単に空間をつなぐ手段ではなく、敷地を有効に活かす工夫のひとつです。
空間の中心に据えられるからこそ、その機能性はもちろん、デザイン性にもこだわりたいところ。
階段とひと口に言っても、形状や素材、雰囲気は実にさまざま。インテリアの一部として、その存在感は想像以上です。
今回は、機能性と美しさを兼ね備えた“見せたくなる”階段を厳選してご紹介します。
色の統一性が秀逸です
テーブルセットと、リビング横に設置した階段にあしらった色合いを黒と茶色で統一。
色使いのセンスのよさが滲み出ている素敵なリビングです。
階段は、ディテールにこだわったオリジナルの鉄骨階段。線の細さがシャープさを生み、空間に圧迫感を感じさせません。
また、スケルトン階段は写真のように階段下の空間を活用することが可能。
より広く使えることができるので、狭小住宅でも大人気のデザインです。
すべり台併設!?
屋内にいても子供たちがおもいっきり遊びまわれるようにと作られたリビングです。
一角の壁には、一面にカラフルなホールドが設置され、リビング内でウォールクライムができる仕様に。
そしてなんと階段横にはすべり台まで設置!! これ、子供が喜ばないわけないですね。いや実は、大人も楽しんでいるかもしれません。
階段を降りる際、そのまま階段かすべり台かの2択があるって最高すぎる。
遊び心に富んだリビング、家族皆が楽しめる空間です。
ロフトに続く階段
この階段はロフトへと続いています。リビングの雰囲気に合わせたデザインはもちろんのこと、幅広かつ手すりもあり、安全面もバッチリの階段です。
自然とロフトへ行く機会も増えそうです。
階段の陰影が限りなく大人
天井高なんと6.4m! 開放感を味わえる大空間です。
木材そのものの色合いを楽しめる床に、オフホワイトで統一した壁面。そこにブラックの鉄骨階段が存在感を放っています。
あえてのブラックにすることでアクセントカラーとしての役割も担っていますね。
そして、階段の隙間からなる陰影がなんとも素敵。
照明を当てることで、この芸術的な空間が生まれました。
階段下をギャラリースペースに
なんて可愛らしい階段なのでしょう。階段下がオリジナリティ溢れるデザインです。
収納スペースとしても使えるし、写真のようにお気に入りの雑貨を置いてギャラリーのようにも使えます。
ひとつのインテリアとして成立しているのが素晴らしい。
そして一番気になるのが、中央にある木材のドア。あそこは一体どんな感じになっているのでしょうか。
わくわくが止まらない、遊び心をくすぐる階段です。
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2014年06月01日投稿
デザイン・設計手法
階段の設置場所
(回答数2)
ライター/writer midori