和室はここまで進化した

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最近はスタンダードシンプルな和室に加え、デザインや照明、素材に注目して作られた和室が増えています。

畳の種類も増え、雰囲気に合った畳が選ぶことができるようになりました。

とめどなく進化を続ける和室の今をのぞいてみましょう。

コントラストの美しさ

黒く光る廊下のフローリングと、和室に使用した白木のコントラストが非常に美しい1枚です。

和室はオフホワイトで統一され、畳は塀の無い正方形のものをチョイス。

上下から照らす間接照明が空間に温もりをプラスしています。

固定概念をとっぱらえ

和室という概念が一気に吹き飛ぶこちらの空間。

畳に寝転がった時に覗ける窓。正座をした時に覗ける窓、そして一番高い窓からは、自然光の優しい光。

シチュエーションによって見える窓が違うという設計、なんて素敵なんでしょう。濃さが違う畳を交互にはることで、よりモダンな雰囲気を醸し出しています。

「色の濃さの違う畳を交互にはる」というテクニック、覚えておいて損はありません。

趣きと上質さを感じる空間

フローリング部分と高さを変え、独立した空間としても使うことのできる和室です。

つや感のある色調の畳と奥の黒壁、そして写真左側に見えるのは黒石です。3つ並んだスクエア型のダウンライトが、上質な雰囲気の和室を明るく照らします。

黒壁に絵や写真などを飾れば、アトリエとしても活用できそうな和空間です。

窓から見える風景が絵画のよう

緑色の畳に、天井は素材を活かし木材を使用。

和室従来の要素も取り入れつつ、カウンターと大きな窓を設置するという斬新さも兼ね備えた一室です。

大きなスクエア型の窓からは自然溢れる緑を眺められます。まるで窓そのものが絵画のようです。

こだわりの窓デザイン

和室の広さに対しては比較的大きな窓が目を引きます。

見れば見るほどそのデザインの美しさに惹きつけられます。窓と格子のデザインの魅力を最大限に引き出すのが、きっとこの大きさだったのでしょう。

思い切って存在感のあるもの一つを主役にするという設計も、オリジナリティのある空間を生み出します。
へりのある畳に障子、天井は美しい年輪の入った木材を使用。

古いもいい。新しいもいい。どちらも最高です。和室のデザイン性という新しい風が定着し、これからどんな和室が誕生していくかワクワクしますね。

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ライター/writer midori