マイホームを建てた友人宅に遊びに行った際、和室の今どきっぽさに感心した覚えがあります。
その友人は「今の時代でも使えておしゃれな和空間を作りたかったんだよね」と言っていました。
そう、今「和」に求められているのは「使いやすさ・ハイセンスさ」なのかもしれません。
和室という癒しの空間を現代に融合させた、見事な事例を見ていきましょう。
畳コーナーをベッドとして
小上がりのようになった畳コーナーの下部には間接照明。夜はもちろん、日中もいい雰囲気を醸し出しています。
実はこちらの畳コーナー、ベッドの代役としての役割が。布団を片付ければ、ご覧の通り畳の和空間が姿を現します。
畳と床が喧嘩することなく同じ空間に溶け込んだ、心地のよい寝室です。
LDKに和を取り入れる
LDKに設けられた和空間。へりのない畳を選び、色は従来の緑色ではなく薄いブラックとグレーを交互に敷きました。
LDKの落ち着いた雰囲気の空間にマッチしています。ごろんと寝転がれる寛ぎの場所として、重宝されていることでしょう。
窓や照明の配置で目線を低く。
畳のへりはないものの、元来の和室に近い雰囲気を持つ空間です。
小上がりの畳コーナーの窓は低くサイズは小さめ、間接照明は直置き型にすることで視点を低くしています。
心を静かに落ち着かせたい時、いぐさの香りに癒されたい時に行きたくなる場所。この空間は、家族の心の拠り所なのかもしれません。
畳リビングという選択
畳を愛するご家族のご要望からうまれた畳リビング。従来スタイルの畳は、やはりどこか安心感がありますね。
床と同じ素材をヘリに使うことで統一感が出ています。
小上がりによってできたスペースを収納に活用できる点、腰掛けとしても利用できる点など、暮らしに寄り添った魅力が多い小上がりは要チェックです。
和と洋の見事な空間
ぱっと見ただけではどこに和空間があるかわからないほど溶け込んでいます。
よく見ると、写真奥が畳コーナーに。その時の気分によって、どこで寛ぐかを決める事ができる贅沢なリビングです。
畳空間の窓から注がれる明るい光が、畳と部屋全体を優しく照らしています。
関連まめ知識
関連Q&A
ライター/writer midori