ハンデキャップに配慮するバリアフリーの家

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日本はトップクラスの超高齢化社会を迎えています。そんな状況の中で、生活の主体となる住宅はとても重要な場所。
年を重ねても、自分らしく暮らしたいという願いは誰もが持つことではないでしょうか。
そのため今回は「バリアフリー」にスポットを当てました。なお一言でバリアフリーといってもさまざまな種類があり、個人に合わせての計画が必要です。
そこで、いろいろなパターンのバリアフリーを採用した住宅を紹介しましょう。

デザイン性とバリアフリーの両方を採用

現状は若く元気だとしても、将来何が起こるかは誰にもわかりません。長く家に住み続けると考えて、若いうちからバリアフリーを部分的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、いかにもバリアフリー住宅という感じではなく、おしゃれな雰囲気も重要視したい方もいるでしょう。
こちらのお宅では、黒のスポットライトを取り入れてデザイン性も配慮。
バリアフリーの面では、段差を無くし操作性を考慮した引き戸を採用しています。

車椅子で自由に移動が可能な住宅

こちらのお宅は、車椅子の方に優しいアイデアが盛り沢山。車椅子でも、自由に家の中を行き来できるように考案されています。
そのアイデアのひとつがホームエレベーターです。ホームエレベーターを採用したことで、1階だけではなく2階や3階も自由に移動可能。
他には、車椅子に乗ったまま利用できる避難階段があり、両脇にもガイドを取り付けています。
工夫次第により、車椅子の方でも快適に暮らせる家は実現可能です。

車椅子仕様のバリアフリーテラス

家の中にこもりがちな方などは、少しでも外の空気に触れられると心身共にリフレッシュできるのではないでしょうか。
こちらの住宅は車椅子でも使用できるよう、リビングのサッシはバリアフリーのものをチョイスしました。テラスに出ると、目の前には田んぼがあり開放的な空間が広がります。
なおウッドデッキはレッドシダーを採用しました。優れた耐久性があり湿気や腐朽、虫害などの耐性も備わっていると言われています。
さらに適正なバリアフリーを実現させるためには、段差を無くすだけではなくカラーや照明といったことも同時に配慮したいところ。
とくに高齢者になると、見にくい色や微妙な色の濃淡などが判別しにくいといったこともあります。また、目が疲れにくい色合いをチョイスすることも重要です。
なお照明の照度は、若者の2〜3倍必要と言われています。ただし、眩しさに関しては敏感なので注意しましょう。
大切なことは、個人の身体的特徴を考慮して計画することです。

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ライター/writer megumi,taki