小立野台地の高低差7mのがけ地の上に建つ住宅。街を見下ろす眺望の良い場所であるが、伝統環境保存区域のほかに斜面緑地保全区域、寺社風景保全区域など景観の制限が厳しい地域である。
眺望を活かした計画とともに、美術関係の仕事をされるクライアント夫婦がアトリエやギャラリー、ゲストルームとして使える空間が求められた。それらを1階にまとめ2階を主な生活空間として計画した。
敷地の2方が、がけ地となる敷地である。南側は下り道路に従って高低差が大きくなり、西側は高低差7mのがけになっている。建築工事に先立ち、がけ地防災工事によって法面の補強工事を行い、がけからの離隔距離の制限が無いようにした。周辺にはがけ地を望むように高層マンションが建ち、見下ろされる場所に位置するため、道路側のファサードは木製のフレームにワイヤーを張り壁面緑化によって緑に埋没する建築になっている。
現場所在地 | 金沢市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 2階建て |
家族構成 | 夫婦+子供2人 |
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