敷地は、散居村の風景が残る富山県の砺波平野。新設される南側の市道と既存の北側の道路に挟まれた東西に細長い三角形の形状である。夫婦二人が住むための居住スペースと、正月などに大人数が集まったときの広いスペースを求められました。
田園の風景が残るこの地域において、建築のボリュームと形態が突出しないように、色彩とプロポーションを抑えた建築としました。
東西に長い敷地のため居住スペースを南面させ広い開口部を設けているが、南側に新設される道路からの視線や、騒音を考慮する必要があった。北側の垂木構造を表した勾配天井のリビング空間と寝室に南向きのハイサイドライトを設け、空へ抜ける視線と通風・採光を確保しました。また積雪の多い地域のため屋根雪は敷地背面の北側空地に落とし、アプローチには屋根のある広い空間を設けるとともにガレージ内からも住宅に入れるようにしています。夫婦の高齢化に対応して、車いす対応のトイレを寝室に隣接させ、廊下の幅もゆったりとしてバリアフリーにも考慮している。
現場所在地 | 南砺市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 平屋建て |
工務店 | 笹嶋工業株式会社 |
家族構成 | 夫婦2人 |
敷地面積 | 700㎡ |
建築費坪単価 | 約60万円/坪 |
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