この家の主人からの依頼は、子供たちが大きくなり、また建物の老朽化とコンクリート構造による断熱性の低さが目立ってきたためにリノベーションの依頼を受けました。
改装前はコンクリートの色に近い白で構成されていたため、どこかしらさみしい雰囲気が漂っていたため、今回は木目を生かした温かみのある木で仕上げることで断熱性を高め、物理的にも感覚的にも温かみのある家を作ることを目指しました。
まず玄関では、天窓とコンクリート特有の曲線をいかし、光を上手く構成し開放感あふれるエントランスを生み出しました。
リビング・ダイニングでは壁を取り払い、大きな一つのスペースを作ることで大きな窓を配置でき、広い庭を見渡せるようにしました。夜には吹き抜けから伸びている連続性のある間接ライトをデザインすることにより、リビング・ダイニングにリズム感を演出し、温かみのある光で包まれるようになっています。また、バルコニーは石畳を敷くことにより南国の雰囲気をだし、庭でゲストを呼びパーティーができるようにしました。
そして、風呂場の窓は家で囲まれた中庭にありプライベートは確保されてるため、大きな窓を配置、また木のルーバーと庭のグランドライトにより、ここでも光による演出がされています。
デザインと機能を両立させ良質な住環境を生み出すことで、依頼人の家族が新鮮な気持ちで快適に過ごすことを望んでいます。
現場所在地 | 都城市 |
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構造 | RC造 |
階数 | 地上2階建 |
敷地面積 | 761.25 ㎡ |
延床面積 | 289.17 ㎡ |
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