敷地は八ヶ岳の南麓付近、標高約1000Mに位置する。都心に住むクライアントの要望は、家族や友人らと広い土地を使って自然を存分に楽しめる週末住宅であった。まず敷地全体を緩やかに囲うことを考えた。囲い込むのではなくて「緩やかに囲う」ことによって目指したのは、隣地建物の存在感を消しながら、敷地を視覚的に自分の領域として認識できようにしながらも、閉鎖的でなく廻りの自然と馴染ませることであった。具体的には、リビングを中心に両手を伸ばすような変形コの字型(ブーメラン状)の平面形状としている。斜めの壁と片流れの大屋根は、室内から自然への視野角を広げて、建物と自然をバランス良く見せている。
デッキテラス夜景。屋根に覆われた広いテラスで、建具を引き込むとリビングダイニングと一体となる。
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現場所在地 | 北杜市 |
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構造 | 木造ラーメン |
階数 | 2 |
家族構成 | 夫婦+子供2人 |
延床面積 | 139㎡ |
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