名古屋市郊外の昔ながらの街並みが続くこの敷地は、道路から3mほど高く擁壁の圧迫感を抑え、スムーズに敷地への導入をする事が一つの主題でした。建物と擁壁を一体につくり、道路からセットバックさせる事で、道路と住居部分の間にアプローチ、緑、土間といった曖昧な緩衝帯を中間領域として設けています。
西向きに面した道路に対して、住まいの表情をはっきりさせ、昼間の採光には吹抜けの中央にトップライトをつくり、日時計の陽が入る様にしています。
設計段階から、玄関らしいしつらえはつくらず、家全体がワンルーム空間で、回遊性のある空間づくりとなっています。家全体が見渡せるシンプルな空間構成のなかに、回遊できる動線や可変できる仕掛けによって、家族がお互いの気配を感じながらも程よい距離感を保てるような心地よい空間になったと感じています。
現場所在地 | 尾張旭市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 2階 |
工務店 | カネセ水谷株式会社 |
家族構成 | 夫婦+子供 |
敷地面積 | 155.12㎡ |
延床面積 | 117㎡ |
建築費用 | 2,800万円 |
建築費坪単価 | 80万円 |
設計料 | 12% |
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