注文住宅の購入を検討している方へ!メリットとデメリットをご紹介!

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注文住宅を検討しているという方はいらっしゃいませんか。

そんなときは注文住宅のメリットやデメリットについて知っておくことをおすすめします。


建てた後に後悔することが無いように、良い部分も悪い部分も理解したうえで注文住宅を購入しましょう。

注文住宅を検討中の方はぜひお役立てください。


 




注文住宅のメリットとは



注文住宅のメリットとして「自由度が高いこと」「建築現場の過程を見れること」「予算に柔軟性があること」が挙げられます。

ここではこれらのメリットについて詳しく解説していきます。


 


*自由度の高さ


自由度の高さは注文住宅の1番のメリットともいえるでしょう。

そのため家族の好みに合った家を再現できるので、みんなが帰りたい空間をつくれます。


家事をする時間があまりとれないご家庭は、スムーズに家事を行える動線を意識して間取りを考えることも可能です。

音楽が好きな音楽一家は、防音性が高い壁を利用していつでも楽器が練習できるような環境を整えられます。


また、同じ住宅がない唯一無二のデザインを持つ住宅がつくれることも魅力の1つですよね。


 


*完成するまでの過程が楽しめる


建築現場の過程を見られるのは、安心安全の家づくりに繋がります。

施工会社の立場になると、いつお客様が見に来るかわからない状態で常に仕事することになるため緊張感があり、手抜き工事が発生しにくいのです。


一見綺麗な仕上がりをしていても、内部に欠陥があれば安心安全な家とは言えません。

そのため建築現場に何度も出向いて工事過程を見ておくことはとても重要なのです。


 


*コストコントロールができる


予算に柔軟性があるのはとても魅力的ですよね。

こだわりを持つ部分と持たない部分で予算を調節できると、コストを抑えて理想の住宅を再現しやすくなります。


はじめに想定していた予算を超えてしまいそうな場合は優先順位が低いものからコストを削っていけば良いのです。

そのため、あらかじめ優先順位を決めてから、お金をかけても良い部分とかけなくても良い部分で分けておくことをおすすめします。


【写真2


 



注文住宅のデメリットとは



注文住宅のデメリットとして「コストが高くなりやすい」「実際に住むまでの期間が長くなりやすい」「完成形が最後まで分からない」「資金計画が難しい」などが挙げられます。


 


*時間とコストがかかる


注文住宅は何もない状態からつくり上げるため比較的コストが高くなりやすかったり、時間や手間がかかったりすると言われています。

土地を決めていない状態から入る場合は土地を探す作業から入るためさらに時間がかかります。


そして注文住宅は出来上がるまでの工程が多いので関わる人の数が多いことも特徴としてあげられます。

つまり人件費もプラスで加わってくるのです。


 


*イメージするのが難しい部分がある


建売住宅の場合すでに家が出来上がっているため「完成したものがイメージと違い住みにくかった」ということは起こりませんが、注文住宅の場合はその可能性があるのです。


あくまでもイメージでつくりあげているものなので間取りが上手くいかず、想像通りの暮らしにならない可能性もあります。


 


*資金計画が難しい


資金繰りに関してはローンの組み方が難しいと言われています。

一般的に家を購入する際はローンを組む方が多いでしょう。


注文住宅でローンを組む際には建物が完成してからの利用になります。

注文住宅は着工にかかる金額や中間金を支払う必要があります。

その際に住宅ローンを組むことはできないのです。


住宅ローンの代わりにつなぎ融資や土地先行融資というローンを組むことも可能ですが、住宅ローンよりも高く手間がかかります。

このような点から注文住宅は資金繰りが少し難しいと言われています。



 



建売住宅との違い



街中で同じような見た目をした住宅が並んでいる光景を見たことはありませんか。

そのような住宅はすべて建売住宅です。

建売住宅とは土地とすでに出来上がっている住宅の両方を購入する新築分譲住宅のことを指します。


 


*手間とコストが抑えられる


建売住宅は工事期間や設計のプランが決まっていて、価格や間取りもあらかじめ決まっていることが多いです。

建売住宅と注文住宅で同じような家を建てた際のコストは建売住宅の方が安くなります。


また土地から選び、どのような間取りにするか考える手間が省けるためマイホームを手に入れるまでの期間が短く済みます。

時間や手間が省けるだけでなく、外壁のデザインを決められているので近隣の方とのトラブルに繋がりにくいです。


 


*間取りに制限が出てくる


デメリットとしては自由度が低いため、理想の住宅を再現しにくいことや建築過程を見れないなどが挙げられます。

既に出来上がっている家は工夫できる範囲が限られてくるため、こだわりが強い方には建売住宅はあまり向いていないでしょう。


 


*家を建てている過程が見られないことが多い


建築過程を見られないので安全性に不安を感じる方もいるかもしれません。

注文住宅と比較すると工事する際にどのような材料を使用したかや、工事方法を確認できません。



 



注文住宅を購入する際の注意点やポイント



ここでは注文住宅を購入する際に注意してほしいことを3点紹介します。


 


*住宅を維持するための費用を確保しておく


注文住宅を購入する際に一般的には住宅ローンを組みます。

この時のポイントは、住宅ローンの支払いで滞納する恐れがないように対策を練っておくことです。


住宅ローンを組む際に月々の返済額を決めます。

その際に早くローンを返したいからと考え、返済額を大きくしてしまうと後々大変になる可能性があります。


生活している中でお子様が生まれる場合や、ご家族やパートナーが病気になる場合などに急な出費が必要となる可能性があります

その際に住宅ローンを滞納しないように気を付けましょう。


住宅ローンの滞納が一定の期間にわたると、生活に支障をきたす恐れがあります。

例えば所有しているクレジットカードが利用できなくなったり、他のローンが利用できなくなったりするのです。


このようなトラブルに陥らないために住宅ローンの支払い計画は綿密に立てておくようにしましょう。


 


*周辺環境に気を付ける


注文住宅を購入すると決めたら、購入する前に周辺環境をしっかりとチェックしておきましょう。

例えばご家庭に小さなお子様がいるという理由で公園や学校が近い場所を選んでも、スーパーや病院が近くにないとなると生活しにくいですよね。


注文住宅を一度購入すると、すぐに引っ越しすることはあまりないためお子様が大きくなった時のことや職場が変わった時など将来のことを考えて場所を選ぶことも大切です。


それぞれのライフスタイルに合わせた土地を選ぶようにしましょう。


 


*丁寧な業者選びを


注文住宅は人生においてとても大きな買い物になります。

そのため建築業者を選ぶ際は慎重に選ぶようにしましょう。


話しているときの言葉遣いが綺麗であることや親身になって話を聞いてくれることは当たり前です。

情報量の多さや要望に応えてくれるか、質問に対してはっきりと答えてくれるかなどもきちんと判断したうえで選ばなければなりません。


また見積書の内容がしっかりと書かれているかも確認しておきましょう。

何もない状態から建築するとなると記載しなければならない事項が多くなりますが、必要事項が細かく記載されているか確かめましょう。



 



まとめ



この記事では注文住宅のメリットやデメリット、建売住宅との違いについて紹介しました。

注文住宅を購入する気持ちが高まった方は購入する際の注意点を参考にして、より納得のいく、良い家をつくりましょう。


当社はお客様に合ったデザインを細部にまでこだわって提案しますので、お気軽にお問い合わせください。


 


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清野 廣道/(株)ホープス

written by 清野 廣道/(株)ホープス

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