ご自身で所有の戸建て住宅を考える場合、新築かリフォームかで迷われるケースがあります。
あくまで、ご自身や家族の将来計画、既存建物の状況によって決まることが多いのですが、もしそれでも選択するのが難しかった場合のリフォームのメリット、デメリットについてのまめ知識です。
メリット：
・現在の建物ボリュームを維持できる→新築だと現行の法律によっては縮小せざるをえない場合あり。
・設計〜工事期間が新築より一般的に短期である。→新築は確認申請、事前協議，既存建物解体など有り一般的にはリフォームより長期化する。
・コストが新築より安い。→工事単価でいえば新築より高価であるが、仮すまい期間、工事費以外の諸費用など考えると新築より安価である場合がほとんどである。また、新築と違い内部工事のみの場合が多いのもその要因である。（外部工事は一般的に内部工事より高価である。）
・リフォームの仕方によっては家族の記憶や街の歴史をつむいでいける。
・空き家が全国でありあまっている日本において、スクラップ＆ビルドをこれ以上繰り返していてはあらゆる意味で社会的によくないので、リフォームはその店、社会的意義のある行為と言える。
デメリット：
・既存建物の安全性、耐震性を把握するのが容易でない。→事前にできうる限りの建物診断は行うが100％問題無しとは言いがたい。
・設計計画が新築よりは自由度が少ない。
・最新の技術、設備を新築よりは実現しにくい。（物理的、金銭的に）
・省エネルギー住宅を新築よりは実現しにくい。（物理的、金銭的に）
などなど、挙げられると思います。
少しでも皆様の今後お考えになる参考になってくれればうれしいです。
