リフォームを考えたとき、最も気になるのが「水回り」ではないでしょうか。そのなかでも住まいのトラブルを抱えやすいのが浴室。湿気やカビ、寒さなどが、ストレスになっている方も多いかもしれません。そんなお悩みも、リフォームによって解決できることが多々あります。今回は、浴室リフォームをする際におさえておきたいポイントをご紹介します。
オーダーメイドが嬉しい在来浴室
浴槽や床、壁、天井、水栓や窓にいたるまで、自分好みのものをひとつひとつ選ぶことができる在来浴室。ユニットバスでは物足りない方におすすめのオーダーメイドなので、自分のこだわりを最大限に詰め込んだ設計が可能になります。
在来浴室は、長期間使っていくと防水性が下がってしまうというデメリットも考慮に入れつつ、自分だけの癒し空間をつくりたいという方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
ユニットバス改修の際のポイント
マンションの浴室で、近年多く採用されている工法がユニットバス。ユニットバスのメリットは、全て一体型となっているため防水面で安心できるということ。工期が短くて済むうえ、予算も低めとなっています。
しかし、ユニットバス工法にも搬入の際に注意点があります。限られた間口、エレベーターなど、マンションでは搬入に制約があるため、必ず搬入可能な機種を選ぶことが大切です。そのためには寸法の調査は念入りに行ってもらい、デザインだけでなくサイズにも気を配るようにしましょう。
換気システム、照明にも注目
浴室で大切なポイントのひとつに換気システムがあります。例えば、電気式の浴室換気乾燥機は、火災予防条例で不燃材料を使用するなど、ダクトの材質に制限があるため注意しましょう
また、浴室の照明も他の部屋とは違う配慮が必要です。具体的には、防湿型、錆に強いものを選ぶと良いでしょう。浴室は、家族が入れ替わり使用する場所のため点灯回数が多く、省エネタイプを選ぶのがおすすめです。LED照明を取り入れれば、節電にも繋がります。
高齢者にも優しいリフォーム
高齢者にも優しいリフォームは近年注目されています。洗面脱衣室の床をフラットにしたり、滑りにくい床素材にするのもおすすめ。さらに、暖房機器などを設置して居室との温度差をなくす設備も考慮にいれてはいかがでしょうか。
さらに、設計段階できちんと広さを確保することも大切なポイント。こちらのお宅のように車椅子でもゆったり使える広々空間なら安心して浴室を使えそうですね。
関連まめ知識
関連Q&A
ライター/writer naomi