住宅にとって、どこにどのような大きさの窓を取るかは重要です。プライバシーへの配慮も欠かせません。そして、いつも緑を眺めながら暮らしたい、そんな願いをかなえてくれるのも窓。あえて小さく取るか、大開口にするか。周りの景色や環境に合わせた、緑の見える窓がある家を集めてみました。
窓枠を隠して緑を身近に感じる
なぜかすっきりとして見えるこの窓。窓枠を見えなくすることで、サッシ窓とはわからないような、外部と一体化して見える窓になりました。家の周りの木々の景色を、窓枠に遮られることなくより身近に感じることができます。
木枠がナチュラルであたたかな雰囲気を醸し出し、みずみずしい緑の中の落ち着いた空間になっています。
美しいところだけを切り取る横長の窓
ピクチャーウィンドウから見えるのは、隣の公園の景色。美しいところだけ切り取って、あえて高さを抑えた横長の窓にすることで、緑あふれる外の空間を想像できるようになっています。白で統一したインテリアとの対比も美しい空間です。
景色を取り込むためのピクチャーウィンドウ、換気のための高所窓。いさぎよく役割を分けているのが特徴です。
借景のために作ったピクチャーウィンドウ
ちょうどいいところに開けた窓から見えるのは、借景の常緑樹。ピクチャーウィンドウを効果的に配置しています。
窓は大きければいいというものではありません。見せたいところだけ見せるために大きさを抑えるということも、時には必要です。
窓の位置に合わせて大型のソファーを置いて、緑を眺めながらくつろげる空間になりました。
景色に合わせて大きさも形も変えた窓
家の周りが緑あふれる環境だったら、こんな大きな窓もいいものです。庭に生えている木や外の景色に合わせて作られた窓は、大きさも形もさまざま。
ゆったりとした階段の踊り場にはベンチが設けられ、外の緑を眺めながらのんびり読書ができる場所になりました。
窓の位置や大きさは、部屋に取り込む光の量や風の通り道も計算して工夫してあります。明るくて気持ちの良い、吹き抜ける風を感じるようなのびやかな空間です。
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ライター/writer okunaga