豊かな狭小住宅を作ろう!

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狭小住宅なのに、豊か?!一見、逆説的にも思える表現ですが、今回は狭小住宅だけど、視界や人間の錯覚、感覚などを利用して、豊かに感じる空間を作った、様々な工夫を見ていきたいと思います。実質的な空間量は変わるわけではありませんが、こうすれば、広く感じるよね!というアイデアがたくさん詰まっています!

決め手は、多層化!7層の狭小住宅

この家のタイトルは、ずばり、極小住宅です!狭小住宅なんて、広い広い!うちは極小住宅だよ!ってところでしょうか!ただし、小さいからって侮ってはいけません。この楽しそうな写真。庭もあって、窓も大きく、明るそうです!そして、7層って?狭小だから、単純に縦に伸ばしたってわけではありません。スキップフロアにすることによって、視線の行き止まりをなくし、広く見せる、というアイデアですね!

狭小住宅の強い味方!色は白にしませんか?

明るい白い壁が全面に広がってるだけで、空間が広く感じることってありませんか?さらに、階段、床、天井、すべて白です。モダンでスマートな雰囲気を感じつつ、部屋も広く感じさせる。白ってすごい活躍ですね!そして、やっぱり狭小空間の強い味方はストリップ階段とスキップフロアです。ストリップ階段は視線の行き止まりをなくし、スキップフロアは空間に変化を持たせて、やはり、視線を留まらせない、というメリットがあります。

デザイン力ですっきり!な狭小住宅

直線でデザインされた室内は縦に視線が伸びて、狭さを感じさせませんね。また、ストリップ階段の隙間から外の光も入りつつ、外からの視線は遮り、ちょうどよい開放感となっています。スキップフロアにすることによって、いつまでも、空間が続くようなそんな気持ちにさせてくれますね。リビングとダイニングキッチンの間に段差を作ることによって、小さいながらも領域の違いを感じることができます。

人の視線を操って、狭小住宅の魅力を見せる!

こちらも他の狭小住宅同様、スキップフロアで視線や錯覚を自在に操って豊かな空間を創造しているのですが、さらに、窓の配置の仕方にも一ひねりありました!窓を上部と下部に配置を分けることで、上部は空に向かって開くことにより、空間の広がりを、下部は庭に向かって開くことにより空間の広がりを資格として認識させることができるのだそうです。これは、実際の空間を変えずともできる大きなメリットですね。ぜひ試してみたいアイデアです。
狭小住宅における、スキップフロアという手法は、空間を細かく仕切るのでなく、空間全体を大きな一室空間ととらえることが出来るから、広さを感じることができるんですね!
人間の感覚というのは、あいまいにできていますので、違うことに意識を向けることによって狭さから意識をそらすことができる、そんなアイデアって、実は考えるとたくさんありそうですね。皆さんも、狭小住宅だからと言って開放感をあきらめないでくださいね!

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