安らぐような心地よい香りに、柔らかい手触りが特徴の“木材”。木材には心身をリラックスしてくれるだけでなく、人間の肌の色にも近いナチュラルカラーは見た目にも癒しを与えてくれます。また、湿気を吸収してくれるため夏は涼しく、冬は暖かさをキープしてくれるという機能的に優れた一面も。
今回はそんな“木材”を家に取り入れるアイデアを空間別で5つご紹介します。
新築を建てる予定の方、リフォームを検討している方などは、アイデアのひとつとしてぜひ参考にしてみてください。
個性的な佇まいを演出してくれる木材の外観
写真の住宅のように外観に木材を利用すれば、他の住宅とは一味違う個性的な家に仕立てることもできます。
ダークブラウンの木材に格子デザインなどを取り入れれば、昔ながらの和風な仕立てにすることも可能ですし、ライトベージュなどナチュラルカラーの木材を利用すればモダンな仕立てにすることも可能です。
このように同じ“木材”という素材でもカラーやデザインなどを変えるなどアイデア次第でさまざまな仕立てにすることができるなど、バリエーションは無限大です。
清潔感あるライトベージュの木材を使用したキッチン
家族の食事を管理するスペースだからこそ、常に見た目にも清潔で心地よい空間をキープしたいキッチンは、木材を使用するのに最適なスペースのひとつです。
特に食器やキッチンアイテムを収納する棚に木材を利用すれば、セラミックやプラスティックの棚に比べて接触時の衝撃が少なく食器類を痛める可能性が低くなるというメリットもあります。
写真の住宅のようにキッチンの仕立てに合わせてダイニングキッチンをライトなブラウンを基調にインテリアを組み合わせれば、統一感も保たれ、清潔感のあふれる空間に仕立てることができます。
露天風呂のような心地よい木材のバスルーム
身体を芯から温め、1日の疲れを癒してくれるバスタイムは、家の中でも最もリラックス効果を高めてくれる空間にしたいものです。
そこで木材を利用したバスタブやバス空間にしたてれば、自然の木ならではの心地よい香りで心身ともに癒してくれるはず。特にヒノキの香りには緊張した体をほぐしてくれ、リフレッシュできる効果が期待できます。
家のお風呂が温泉旅館のような心地よい空間になれば、お風呂に入るのも毎日の楽しみのひとつになるはずです。
空間にぬくもりを与える木材の壁
湿気を吸収し、夏は涼しく冬は暖かい空気を保ってくれる木材のメリットを最大限に生かせるのが壁や柱に無垢材を利用することです。
写真の住宅のように壁面に利用すれば北欧の住宅のようなぬくもりあふれる温かみのある空間を演出することができます。
全ての壁に木材を利用するのが難しい場合は、アクセントウォールとしてリビングの壁のある一部分の面に使用するのも手です。見た目にもおしゃれな空間に仕立てることができます。
部屋全体に重厚感を与える木の階段
木材は軽やかでさわやかなイメージだけではなく、空間に重厚感を与えてくれることもあります。
写真の住宅のように階段部分にブロック状の木材を利用すると、その空間にほどよい重厚感を与えることが可能です。
木材を利用して空間に重厚感を与えたい場合は、照明を工夫するとなおよし。温かみのあるオレンジ色の蛍光灯を利用すれば、重厚感だけではなく美術館やコンサートホールのようなリッチな高級感も与えてくれるはずです。
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ライター/writer 栗原
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