省スペースでものびのび、楽しい子ども部屋

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我が子の成長に寄り添っていう子ども部屋。
家庭によっては、ごく幼い頃から成人した後までという長い期間を過ごす場所です。
だからこそ、広さや間取りをガチガチに決めてしまうのではなく、子どもの成長とともに変えていける子供部屋が理想的。
ここでは、広さにはこだわらず、ちょっとした工夫で子どもたちが楽しく過ごせる部屋作りをしている家をご紹介します。

屋根裏部屋のような落ち着く空間

ダイニングの吹き抜けに面してできた、屋根裏部屋のような空間。
ここを子ども部屋に活用しています。
傾斜のついた天井でも、背の低い子どもなら圧迫感を感じずに過ごすことができますし、まるで秘密基地のようなワクワクするプライベート感を得られます。
採光もバッチリ、屋根面を外断熱にすることで夏でも涼しく過ごせるように工夫されています。

リビングと一続き。将来は個室に

4.5帖の2部屋(写真右)が、現在の子ども部屋。
子どもの年齢が小さい今は建具で仕切らず、中央の納戸スペースを挟んでLDKと地続きにしています。
もう少し大きくなって一人用のベッドや勉強机が必要になってきたら、建具を入れて個室にするプランも。
「今、一番使い勝手のよい間取り」を考え抜いた結果の、効率的で実用的な部屋になっています。

4つ並んだ立体的な子ども部屋

まるで宇宙船の中のような、かっこよすぎる設計の子ども部屋。
4人分、4部屋が横一列に並び、それぞれ梯子でロフトに上れる作り。
入り口は狭くても、1人に割り当てられたスペースは十分あり、プライベートも十分に確保できます。
各部屋は家族が集まるリビングに面しているので、自室に入る前に必ずリビングを通ることになり、家族間のコミュニケーションも保たれます。
「おはよう」「おやすみ」のあいさつが毎日きちんと交わせる家づくりの参考に。

高さを生かして遊び心を盛り込んで

こちらの部屋は、床面積はさほど広くはないものの、ロフトを作ることでスペースを有効活用。
ロフトへの梯子も登り棒風のデザインにすることで、アスレチックのような楽しさを味わえます。
また、高い天井を生かし、子どもにとっては夢の“室内ブランコ”を実現!
「子どもの頃、こんな部屋が欲しかったな〜…」と思わずため息が出てしまいそうな、楽しさいっぱいの理想的な子ども部屋ですね。
「勉強がはかどる部屋」「非行に走らない部屋」など、子ども部屋を作るときのテーマは家庭ごとにさまざま。
勉強も生活態度もちろん大切ですが、まずは子どもが「自分の部屋が一番好き!」と思えるような部屋作りが大切かもしれません。
そうすれば、自然と家で過ごす時間が増え、進んで机にも向かえるようになるりそうです。
そのためには、まず自分が童心にかえることがコツかも!?
子どもの気持ちを考えて、のびのび楽しく過ごせる部屋を目指しましょう。

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子供部屋は最小限のスペースで 2014年03月17日投稿 住宅設計 子供部屋は最小限のスペースで

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ライター/writer 玉置