平屋の今を知っておこう。現代版の平屋に住む!

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現代の家屋を見ると、平屋の割合は少なく、2階建てが多く見られます。都心では、土地面積の確保が難しいという点から、3階建てのマイホームを持つというご家庭も多くなってきました。

しかし、時代は再び新たな分岐点にたとうとしています。超高齢化社会と人口の減少が進む日本で、平屋がもう一度見直され始めているのです。

現代の生活に合わせた平屋ならでの暮らし、少し覗いていきませんか?

大きなチェアも手狭にならない

平屋の大きなメリットの一つに、空間を広く使えることが挙げられます。

写真のように、大きなチェアを二つ置いても窮屈感や圧迫感は皆無! まだまだゆとりのある空間です。

たくさんの光が入るように設計されており、採光の明るさで、より開放感を感じることのできる平屋住宅です。

アジアンリゾートのような平屋住宅

平屋と聞くと日本家屋を想像してしまいがちですが、写真のようなアジアンテイストな平屋住宅ももちろん作れます。

まるでアジアのリゾートホテルのような広々とした空間は、ここにいるだけで心が癒されそうな場所。

明るさを抑えた暖色の間接照明が、空間に温もりと、実際以上の広さを演出しています。

室内と連動した外の廊下を長く作れるのも、平屋ならではの造りと言えるでしょう。

ワクワク感がとまらない平屋の外観

扉の奥にはどんな家が広がっているんだろうとワクワクさせてくれる外観です。

こちらの平屋住宅は全ての部屋から中庭を眺めることができる造りになっています。

行き来が楽な平屋住宅は、外出が難しくなった高齢者の方にとっても暮らしやすい家と言えるでしょう。

外出する機会が減っても、四季の移ろいや自然の優しさを中庭から感じることができる日々。そんな日々はきっと幸せですね。

バリアフリーを身近なものに

車椅子で生活をするご家族がいるバリアフリーの木造平屋住宅です。

平屋は、2階建てや3階建ての住宅に比べるとバリアフリーとの相性がとてもいいという特長が。空間をフラットに使えるので、車椅子の方もそうでない方も、ストレスを感じることなく行き来をすることができます。

また、家族それぞれの息づかいが聞こえる平屋住宅では、助け合いがしやすい点もメリットの1つです。

30坪を一室に! 平屋リノベーション住宅

30坪程の平屋を、豪快にまるごと一室の空間にリノベーションした平屋住宅です。

優しい採光が心地よい吹抜けと、回遊性のあるLDKは大人も子供も伸び伸びと過ごせる空間となりました。

壁をとっぱらい一つの空間にすることで、家族の一体感もますます強固になったかも?

今どきデザインの中に暮らしやすさを加えた、爽やかさ溢れる平屋住宅です。
一口に平屋住宅と言っても、昔と今ではその活用の仕方はだいぶ違ってきたのかもしれません。

介護をする側される側、どちらもストレスフリーな空間として。家族の絆が深まる空間として……。

これからは、そんな新しい視点から建てる平屋も多くなっていきそうです。

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ライター/writer midori