都市型の三階建て狭小住宅。大阪市内ではもっとも多いのがこの形状だと思います。
土地条件としては 間口約4.8m、奥行き約12m(道路負担除く)、約60㎡実質約18坪(道路負担除く)。
西向き間口のこのお家の南面は現在駐車所になっていますが、将来的には建物が建つことも想定してプランする必要があります。また、間口が狭小であるため、最大有効を考えながらも近隣等の環境プライバシーをよく検討して窓配置を行う必要もありました。
プランとしては、1Fに水回りを集約し、2FのLDKをゆったりと。
各階への通風・採光は、階段スペースを利用してつなぐ。そんなお家となりました。モダンシックなダークトーンで外観・内観ともにコーディネイトした、スタイリッシュなお家です。よく「吹き抜けや階段のドアが無い家は寒くないですか?」とお客様にご質問されることがありますが、実際は逆です。狭小住宅で小さく仕切ることは、視覚的・日射・通風上・最大有効面積どの点においても不利になります。そもそも、居室部分と非居室の空間との境界にドアがないと温度差ができてしまう家、そこに根本的な問題のある「非健康住宅」であると認識してください。
これからの新しい都市型住宅のカタチを、快適な断熱性能の視点からリモデルしたタイコーならではのお家です。
現場所在地 | 大阪市 |
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構造 | 耐震構法 SE構法 |
階数 | 2階建て |
工務店 | 株式会社タイコーアーキテクト |
家族構成 | 夫婦+子供2人 |
敷地面積 | 59.65㎡(18.04坪) |
延床面積 | 120.19㎡(36.36坪) |
建築費用 | 2500~3000万円 |
建築費坪単価 | 約80万円 |
設計料 | 自社設計のため無し |