「2018年度第33回日本建築学会東海賞受賞作」
中山道のほど近くにある中庭形式の住宅です。
この場所が生み出す質である光や影を中庭を介して生活と繋げることを目的としました。
また、中庭形式の住宅は近隣建物からのプライバシーを保つことができます。その場所特有の光や風などを存分に味わうことのできるリビングダイニングを計画することができました。車好きのお施主様の要望でインナーガレージのある住まいとし、ガレージ後方には書斎があり、車を眺めながら過ごすことができます。
墨入りモルタル掻き落としの外壁は広重が描いた「雨の中津川」にある雨空のグラデーショナルを意識して深みのある色としました。
敷地に存在する質や文化的、歴史的な考えを踏まえ、現代の生活と結びつけることで、一時の流行で消費されない、陳腐化しない建築が生み出せると考えています。
現場所在地 | 中津川市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 1階 |
工務店 | (有)マルハ建設 |
家族構成 | 3人 |
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