世田谷HN邸<建物を貫く光のクレバスの家>
詳細を見る光のクレバス見下ろし
詳細を見るリビングダイニング見返し
詳細を見る3階リビングダイニング夜景
詳細を見る3階へ上がる透けた階段
詳細を見る書斎
詳細を見る2階階段ホール(左から個室、光庭、書斎)
詳細を見る2階階段ホール
詳細を見る玄関ホールと階段(玄関見返し)
詳細を見る玄関ホールと階段
詳細を見る地階から1階へ上がる階段
詳細を見る船舶用の丸窓がアクセントになっている趣味室
詳細を見る寝室から回り込むと趣味室がある。
詳細を見る地階の寝室
詳細を見る浴室と一体となった洗面
詳細を見る光庭に面する浴室
詳細を見る地階から光のクレバスを見上げる。
詳細を見る地下1階(左から浴室、光庭、寝室)
詳細を見るこのルーバー越しに光のクレバス(光庭)がある
詳細を見るアプローチ、カーポート夜景
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端正な外観とは対照的に、3階から地下まで建物の内部を貫く“光のクレバス”が特徴的な住宅です。クレバスというのは、氷河や雪渓の“裂け目”のこと。上は細く下に向かって末広がりになっていて、屋根から地下の床まで11.5mもの深さがあります。3階のガラス越しに見下ろすと、住宅のスケールを超えた圧倒的なボリューム感。地下から見上げると、細長い空がいっそう高く感じられます。
クライアントは写真家。職業柄、光、造形、テクスチャーにはものすごくこだわりがあります。南向きの明るい光より柔らかく制御された光を希望され、ナナメの線を生かした変形の空間を望まれ、北向きの変形敷地をわざわざ探して来られるという徹底ぶりでした。テクスチャーに関しては木とコンクリートを上手に組み合わせて欲しいというのがご要望でした。
“光のクレバス”は決して奇をてらったものではなく、施主の好みと敷地の特性を反映したものです。スリットに注ぐ光は、上に行けば、細くて強いシャープな光になり、下に行けば、柔らかで広がりのあるマットな光に変化します。しかも、時間、天候、季節に応じて刻々と変化します。特に、南中時には光が深く射し込み、夏は地底深くまで直射日光が届きます。
“光のクレバス”がこの建物の骨であるとすれば、周囲の生活空間はいわば肉付きであり臓器。緩やかに連続する空間は、階や用途によって雰囲気を変えてゆきます。“光のクレバス”は、多層住居でも変化に富んだ豊かな暮らしが営めるような装置でもあるのです。
現場所在地 | 世田谷区 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地下1階地上3階建 |
工務店 | 山菱工務店 |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 約81m2 ( 25坪) |
延床面積 | 約203m2 (62坪) |
建築費用 | 約6300万円 |
家でゆっくりくつろぎたいけど、外の空気も感じたい。できればちょっと、特別感のある場所で。 中庭、テラス、その他もろもろ。 家の中で外空間を楽しめる事例を見ていきましょう。