密集する住宅地にあった既存の家。西側の通路は狭く、東、南側とも隣地が迫る。
そのため、光が入らず1階はほとんど使われていなかった。
南端の中央部に屋根を貫く一坪の光庭を設け、光、雨、風を建物深くに取り込むプランとした。
既存の天井は撤去し、屋根面までの天井高を確保する。隠れていた構造体の状態が良好だったのでそのまま残し、部屋の表情は大きく変わる。
1階には寝室、浴室などのプライベートな空間を配置。2階はLDKの一室空間のみとした。視線の先には光庭緩やかに人を導く。1階廊下へ光を導くため、半透明の床の部分を設けた。強さを増した光は、半透明の床を透過し1階へと光を伝える。
1階の光庭は浴室から眺めることができる。庭に降る雨や、揺れる葉を楽しまれている。
現場所在地 | 大阪市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 2階 |
家族構成 | 夫婦+子2人 |
延床面積 | 114.45 ㎡ |
建築費用 | 1950万円 |
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