土地探しをはじめてから3年。 どの計画もそうだが、この家にも様々なチャレンジあった。まずは2千万円を切るローコスト。
「建築は自由だから何とかなります。何とかするのが建築家としての仕事」と伝えた。
建築工事の見積もりの大部分は単価×面積(体積)で算出される。よって面積は小さく、空間は大きい『7小さくて広い家作り』に取り組んだ。
動線の無駄を省くため、プランは限界まで単純化した。1階は寝室と水回り、2階はLDK、3階は子供部屋の各階1室のプランとした。20坪の敷地に、1フロア10坪が3層積み上げられている。
イタウバハウスの名の由来はルーバーで使用した南米の堅木、イタウバからとった。時間と共に白灰色に変化して行く。しかし着色はせず、白けてきた後、最も美しい建築となるようファサードを考えた。外壁はローコスト化を図るため最も安価なサイディングだが、色あいは最良と判断した。
現場所在地 | 大阪市平野区平野西5-6-24 |
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構造 | 木造 |
階数 | 3階 |
工務店 | タカオカ建築 |
家族構成 | 夫婦、子供3人 |
敷地面積 | 67.32㎡ |
延床面積 | 98.97㎡ |
建築費用 | 1850万円 |
ウォークインクローゼット(以下WIC)はもう当たり前になった感ありますね。 クローゼットとしてはもちろん、収納スペースとしても大活躍するWICの実力を見ていきましょう。