いつも一緒にお仕事している庭師さんの自邸。
計画時に出された条件は
「どこからでも庭が見えること」
「仕事場を別に設けること」
「屋根は地場の瓦で葺くこと」
の3点だけであとはお任せでやらしてもらいました。
屋根を瓦で葺くという条件だったので敷地を見た時にイメージした大屋根に守られた木の住まいをそのまま形にしました。
屋根に葺く地場の特産である三州瓦も大屋根が重く見えないように特注でデザインし、住まい手ご指名の職人さんに焼いていただきました。
縦格子が特徴的なファサードは竣工前から「蕎麦屋」か「料亭」ができると近所で話題になっていたとか。その格子の裏を通る暗めのアプローチから内部に入ると庭からの明かりがさし込み、一気に視界が庭へ導かれます。
生活空間はタタミリビングなので視線が下がり、庭との距離も必然的に近くなります。庭に面した2間引込みの木製建具を開け放すと住まい手の創った庭の風景が室内の風景と混ざり合い、内と外の境界があいまいとなった何とも豊かな空間になります。
季節の変化を身近に感じ、ゆったりとした時間の流れる木の住まいです。
構造 | 在来木造 |
---|---|
階数 | 2階建 |
工務店 | 株式会社友八工務店 |
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