高齢の夫婦と、ハンディキャップをもつ息子のための小住宅です。
日常生活における身体的な負担を減ずることと、厳しいコスト条件を解決しつつ、気持ちのよい住まいを実現しています。
1階の階高を極力低くして(2.35m)階段の段数を減らしつつ、狭小住宅にも関わらずあえて踊り場のあるゆったりした階段を建物中央に配しています。この階段は光や風もやさしく各所に配り、家の機能的・精神的な要の役割を果たしています。
コスト縮減のため、外形はシンプルな切妻屋根の総二階建としていますが、1階階高を抑えたことによる天井高のメリハリや、ロフト(物置・ゲストスペース)の設置などにより、内部は多様性ある構成となっています。
ありふれたローコスト手法を採用しつつも、基本的なこと、つまりスペースや開口部の寸法、位置、バランス等を練り上げ、素朴で快適なすまいに辿り着くことを目指しました。
現場所在地 | 広島市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 地上2階建 |
工務店 | 株式会社エヌテック |
家族構成 | 夫婦+子供1人 |
敷地面積 | 106.25㎡ |
延床面積 | 79.43㎡ |
建築費用 | 約1570万円(税別・外構別) |
建築費坪単価 | 約65.3万円 |
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