螺旋階段

螺旋階段のデザインや施工方法を選ぶ際の参考にして頂けるように、建築家の設計した住宅の「螺旋階段」に焦点を絞って、デザインの優れた螺旋階段の画像と解説を多数集めています。

条件の絞り込み 価格・エリア・建築家などを絞込んで表示できます。

物件一覧

写真の並び替え 人気順や新着順での並び替えと写真のサイズを変更できます。

素材

1階へとつながる廻り階段

  • 1,621
  • 0
素材

アイアン階段

  • 2,081
  • 1
素材

アイアン階段

  • 2,137
  • 0
素材

らせん階段

  • 1,769
  • 0
素材

軽やかならせん階段

  • 2,155
  • 0
素材

階段01 半らせん状の階段

  • 2,793
  • 0
素材

玄関ホールにある螺旋階段

  • 2,874
  • 1
素材

螺旋階段と曲線を描く天井

  • 3,150
  • 1
素材

階段とリビングを繋ぐレースのカーテン

  • 2,724
  • 0
素材

シンプルな螺旋階段

  • 2,127
  • 0
素材

スリット窓より螺旋階段に光が差し込む。

  • 2,329
  • 0
素材

螺旋階段

  • 2,230
  • 0
素材

トップライトからの光を透す螺旋階段

  • 3,486
  • 0
素材

螺旋階段

  • 3,624
  • 1
素材

現代アートを扱う美術館のような、凛とした...

  • 2,665
  • 1
素材

ハードな印象がマッチしている、黒のガルバ...

  • 3,260
  • 1
素材

玄関から続く螺旋階段

  • 2,477
  • 1
素材

1階から2階の屋上まで続く真っ赤な螺旋階...

  • 2,868
  • 0
素材

建物前面の吹き抜けに螺旋階段の明るいホー...

  • 2,649
  • 1
素材

オフィスの1階から住宅部分に入る3階まで...

  • 3,329
  • 2
素材

二階へ続く螺旋階段

  • 3,488
  • 1

螺旋階段の歴史


螺旋階段は海外の伝統的な建築物でよく見られる階段の工法です。 世界一有名なのが、ニューメキシコのサンタフェにある教会、ロレットチャペルにある『奇跡の螺旋階段』です。 『奇跡の木造螺旋階段』は、1800年後半に作られたもので、33段で360度を2回転する螺旋構造になっており、使われた資材は、階段の素材以外に木の釘だけ。そして、素晴らしいことに支柱も、壁面との接触がない。 また、作者も不明です。

私自身専門家ではないので詳しくは分かりませんが、この螺旋階段の存在は『奇跡』としか言えないそうなのです。 でも、ある専門家に言わせると『スプリング(バネ)』の構造と同じだと言います。 しかし、強度の問題となると・・・支えが何もない分とても不安定だとか・・・ 逆に言えば、支えさえあれば強度の問題はクリアです。 以来、狭い空間でも階段が設置できるため、レンガ造りの西欧建物で流行った工法なのです。 一方で、自然素材である木を基本としてきた日本建築ではあまり用いられてきませんでした。それは、日本建築において平屋建てが一般的であり、屋根裏はあくまで収納スペース。居住スペースではなかったからです。 なので、簡易的な階段『ハシゴ』から発達した日本の階段は、直線的なものが標準とされてきたのです。 しかし、現代社会において広い敷地面積を持てない『狭小住宅』の普及と共に新しい形の階段として採用されつつあります。

螺旋階段は、右回りか左回りか?

非常階段などではよく見る螺旋階段ですが、どっち回りが便利なのでしょうか。 と、疑問に思う人も少なくないと思います。 確かに利き足が右の人は急いで階段を下りる時は右足の方に力が掛かりますから反時計回りの方が降りやすいかも知れません。 しかし、それだと登る時を考えてみた場合、降りる時反時計回りの螺旋階段は登る時は逆に時計回りになってしまいますよね。右足が利き足だからと言っても『昇り降り』として考えると、右回りでも左回りでも『どちらでもOK』なのです。正解・不正解はありません。

螺旋階段って、目が回る?!

螺旋階段は一度転ぶと階下まで真っ逆さま・・・踊り場が無く、一気に滑り台のように落ちてしまう事もあり、怪我をしやすい様です。 左右の階段板の幅が違うのが当たり前なのが『螺旋階段』です。 右足と左足で、足底が接触できる階段床の面積が違うので踏み外しのリスクが高いのです。長い距離を螺旋階段で回ると、『目が回る』という人も少なくありません。回転して昇り降りすることに慣れていない我々日本人には不向きであると言えます

リビングを演出してみる

『螺旋階段』は、あるだけで不思議と普通のリビングでもデザイン性にあふれるおしゃれな空間に見えてきます。 そもそも、家自体の建築や部屋は直線が多いだけに曲線や円が少しあるだけで変化が生まれます。 コストもかかるだけに実際に螺旋階段のある家は実際なかなかお目にかかれません。 まさに、『住宅』をかっこよく演出するデザイナーズ住宅のスペシャルアイテムだといえそうです。

メリットとデメリット

注文住宅において、おしゃれな螺旋階段をリビングに造りたいという要望を聞くことは今や珍しいとは言えません。また、賃貸物件などを螺旋階段にして、居住スペースを増やしたいというオーナー様の声も聞きます。 効率的に階段を設計できる工法として、天井までの吹き抜けなどにして部屋を広く見せる効果もありますので、省スペースで空間が広がる優れものだといえます。 しかも、とてもおしゃれな居住空間に見えます。

しかし、柱に面した側が狭く設計される為、左右の歩幅が違うので歩きにくい上に、階段下に収納スペース等は作れません。 一見、省スペースで設計出来るのですが、階段下の物置などがない構造なので、収納スペースが少なくなってしまう分、『家(居住空間)』としての使い勝手は制限されてしまいます。 何人か列になって登る時や、下から階段を登る人を見ると登っている女性のスカートが覗けてしまうなどお互いに気を使います。 さらに、普通の直線的な階段に比べてコストが高くつきます。 などの理由から、一般的に『螺旋階段』がそれほど普及していないのだと言えるでしょう。

では、諦めた方がいいのか・・・ 答えはNO!です。 せっかく螺旋階段を設置するならば、螺旋階段の長所(メリット)をフルに活かしたプランを考えればいいのです。 まず、出来るだけ広い空間に設置した方がスタイリッシュな空間に見えます。 リビングにどうしても螺旋階段を設置したいのであれば、1階と2階を大きな吹抜けでつなぐことで、上下階の連続性が生れ、家族のコミュニケーションをより密にする効果も生れます。 超狭小住宅だと狭いスペースで上り下りするには螺旋階段はとても良い方法です。 『スペースがないから』と、割切も大事です。 何を優先し、何は我慢できるかを第一に考えた方がいいでしょうね。

(文:fevecasa事務局)

螺旋階段に関連するカテゴリー

階段等が螺旋階段の関連カテゴリになります。サイト内で検索する際参考にしてみて下さい。