店舗つくりの基本
小さくても自分のお店が持ちたい!!オーナーを夢見る方は少なくありません。 実際どんなお店をつくろうと考えているのか。 オーナー自身がこだわり抜いた商品を陳列し、オーナー自身が好きな物だけに囲まれたオーナー自身が心地よい空間の店舗。 そういう店舗も確かに存在しますが、本当にそれで良いのでしょうか。 本来は物を売る為の店舗。需要と供給がマッチしてこそ商売が成り立つのです。
『いつ』『どこで』『どんなコンセプトで』『誰をターゲットに』『何を』『どうやって』自身の商品を売るのか。 まずは『事業計画』を立てましょう。 商業施設を考えるうえで、いちばん大切なことなのです。
店舗はオーナーの趣味ではなく、本来お客様のためにあるものです。 お客様の居ない店舗では、意味がありません。 基本的に『お客様は、商品を見に来ている。』という点です。 壁紙が素敵なお店・天井のデザインがカッコいい・床が素晴らしい大理石だから。なんてことを目的に訪れる人は滅多にいません。 それどころか、果たして覚えている人が何人いるのでしょうか。 店舗つくりに際しイメージは大事ですが、店舗に対する過剰投資は避けて商品で勝負してください。
店舗の物件探し
コンセプトのエリア、ターゲット層を元に物件選びをおこないましょう。 オフィス街・繁華街・ターゲット人口が密集するエリアや駅の乗降数などあなたのイメージにマッチする場所・物件を不動産屋任せにせずにご自身の目で選びましょう。 好立地にご出店をされる方々には3つの共通点があります。
●出店地域や条件を広げること
●空き情報を早い段階(営業中など)で入手すること
●情報を入手してからすぐに行動すること
物件情報は鮮度が命と言われています。 その為、土地・物件情報をいち早く手に入れる事が大事であり、物件元のビルオーナーや不動産業者とのネットワークが不可欠といえます。 好条件の物件は、すぐに誰かの手に渡ってしまいがちです。 そうならない為にも、情報を入手したらすぐに行動に起こすことです。
店舗の種類
●居抜き物件
営業していた店舗を、そのまま譲り受けることを『居抜き物件』といいます。 その店舗を売買・賃貸することで、開業資金を抑えて比較的短期間で開業できるのが最大のメリットです。
●テナント
大きな商業施設の中に色々な業種の店舗があります。 その為、宣伝活動をしなくてもターゲット層以外にも来客頻度が多いのが最大のメリットです。 ショッピングセンターやモールなどに入っている店舗を指します。
●店舗併用住宅【店舗付き住宅】
住まいである『家』で経営する『店舗』は『住と職』の融合といえます。 店舗つくりにおいて心掛けたいこと まず、『お客様が入りやすい店舗』であることが必須です。 『隠れ家』ではない以上、たくさんの人の目に触れる事が大事です。 入口が分からなかったり、何を販売しているのか分からなかったりでは敬遠されてしまいます。
次に『商品で勝負する』何を扱うのかです。 ニーズのあるものは、必ず売れます。 美味しい料理のレストラン・美味しい手作りケーキのカフェ・腕が確かな美容院・安くて新鮮な食材を扱う八百屋さん・・・などなど。 お客様が何を求めているのか、何がトレンドなのか見極める事により口コミで広がる。という宣伝効果も得られます。
更に、お客様に『また来たい!』と思わせること。 つまり、ファンを増やすことが店舗繁栄の秘訣だと言えます。 それには、気持ちの良い接客態度・お客様と従業員がストレスのない動線造り・トイレの清潔さといった雰囲気つくりが大事なのです。 お客様が喜ぶ店舗つくりを心掛けることが良い店舗つくりに繋がるのです。
低コストで夢の店舗つくり
店舗のイメージを創るにあたり、安い素材であっても素敵な店舗はつくる事が可能です。 本物の大理石や漆喰の壁は確かに素敵です。でもコストが掛かりすぎます。 それに比べて、クロス・塩ビシートなどは、色柄もバリエーションが豊富で安いコストで済みます。 ホームセンターで道具を揃えればご自身で出来る作業もあるのです。
自分たちで出来る事は自分たちでする。自分たちで出来ない事はプロに任せる。と言った使い分けをすることと、安い材料で作ることでコストが格段に下がります。 今は、本物を使わなくても柄目がリアルな低コストのものを使う事で、店舗イメージに合ったものがつくれるのです。 予算内で夢の店舗を実現しましょう。
店舗デザイン
店舗はとりあえず建物を作ってもらえれば、後はどうにかなる。 そういうものではありません。 来店していただくお客様が何を求めているのかを考えないといけないのです。それは、非日常空間や居心地の良い空間であったり、人と人との触れ合いなのかもしれません。 レストラン・雑貨屋さん・美容院など、それぞれの業種内容により、必要とされるデザインも異なってきます。 業務内容にあった内装・外装を心掛けましょう。
(文:fevecasa事務局)
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