無垢フローリングのメリット・デメリット

328人の方が「このまめ知識が参考になった」と投票しています。

 


 家を建てる際に重要になってくるのが、内装のデザインを左右する床材選びです。最近では健康志向の高まりなどから自然の素材に注目が集まり、無垢フローリングを取り入れたいという人も増えてきています。無垢とは、純粋なまじりっけのないものを意味しており、無垢材は天然の木をそのまま薄い一枚の板に加工したものです。




無垢フローリングのメリットは森林浴気分を味わえること。天然の無垢材は呼吸しています。フィトンチッドと呼ばれるリラックス成分を発生させるため、お部屋全体に木の香りが広がって、森林浴をしているような心地よい空間が生まれます。また、いくつかの木材をつなぎ合わせた合板のように接着剤を使用しないので、シックハウス症候群の原因となる物質が揮発してしまうこともなく、子供の環境にもとてもよい。


デメリットとしては、無垢材は温度・湿度の変化で膨張したときは床が反り、乾燥して収縮したときは継ぎ目に隙間が空きやすいという点と、自然素材の無垢は合板に比べて価格が高いという点があげられます。


 


床材を選ぶ際には、その外観のイメージやデザインだけにとらわれず、それぞれの木材のもつ性質のメリットとデメリットをよく知り選択しましょう。

清野 廣道/(株)ホープス

written by 清野 廣道/(株)ホープス

この建築家の全ての投稿をみる

このまめ知識は参考になりましたか?

は い いいえ