居心地の良いダイニングの作り方~2テーブルと椅子の関係

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居心地の良いダイニングの作り方2テーブルと椅子の関係

家族が集まるテーブル⇒場所は、居心地が良い空間にしたいですね。
ダイニングテーブルと椅子は、そのテーブル面と座面の高さのバランス合ってないと、
使いにくかったり、居心地が悪くなったりします。

まず、バランスを整えるための基点は座面の高さです。
何気無く座っている椅子。
その座面は貴方の体に合っていますか?

最近は輸入家具も多く、座面が高めになっていることが多いです。
椅子に座った際、きちんとかカカトがつくことを確かめて下さい。
意外と、踵がつかない椅子に座られている方が多いのです。
踵がつかないと、太ももの下側に余計な力がかかり、その姿勢を支えるために前かがみになり姿勢が悪くなります。
踵をつけたまま、少し前方に足がずらせるくらいが、楽に座れる座面の高さです。
また、ご家族(大人)で身長が違うと思います。その場合は、背の低い方に合わせて下さい。
座面が少し低くなる分には、リラックスの姿勢に近くなりますので、ダイニングの椅子としては問題はないと思います。

もし、購入の際、お気に入りの椅子の座面が高いようでしたら、家具店の方に、脚のカットを依頼出来る場合がありますので、問い合わせをしてみてください。
お手持ちの椅子も、脚のカットは可能です。

次に、テーブル面の高さのお話をいたします。
座面とテーブル面の高さの差を差尺と言います。
日本人の場合は 27~30cmくらいが適当のようです。
この寸法は人によって個人差がありますので、ご自分に合う差尺を計っておくと良いでしょう。
椅子の座面の高さと差尺を足した寸法が使いやすいテーブルの高さになります。

一般に低めですと、リラックスしてお茶を飲んだり、食事をしたりすることに向きます。
高めになると、書き物やパソコンの作業がしやすいです。
松田祐光/生空感建築研究所

written by 松田祐光/生空感建築研究所

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