子供に安心な、窓の高さと形とは?

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子供は想定外の動きをします。 怪我しないか?事故がおきないか?心配ですよね。 特に、窓廻り・・・落下したら?という不安があります。 各言う私自身も、小学生の頃、2階の窓から落ちた事があります。 お尻が重かった為、尻から落ちて事なきを得ましたが。


写真のお宅は6年前に設計したお家です。 先日伺った処、当時居なかったお孫さんが生まれています。なんと双子で! お孫さんが遊びに来る様になり、建築時点ではぴんと来なかった窓の形状など、 子供に安全になっている事が良く分かると、言って貰っています。 上の写真の子供部屋の窓は、高い位置にあります。 小さい子が、簡単に明け締め出来ない様に、高い位置かつ、隣の屋根からぎりぎり出る ところに窓を設けて、光や風も取り込みます。



左と中央のサッシはFIX(羽目殺し)の窓で開きません。 唯一、右側の窓のみ開きますが、落下しない様、バーを渡して 落下を防止しています。


 



正面の窓は出窓ですが、手前に作りつけのカウンター机を作ったので、 子供はそこに上って遊ぶことも・・・・・ 出窓の正面はFIX(羽目殺し)の開かない窓にしました。 出窓の横は開閉できますが、細く人が通れない窓をつけて、そこから風を取り入れています。 実は、子供に安心な家は大人にも安心です。

小木野貴光 / 小木野仁美/株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所

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