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建てる党、買う党
住宅取得の選択肢は家を買う、もしくは家を建てる。
「建てる党」と「買う党」がある、と仮定しましょう。
「買う党」には「新築派」と「中古派」があり、それぞれに「戸建シンパ」と「マンションシンパ」があります。
各派、各シンパには、どんな志向があるでしょうか。
国土交通省「令和4年 住宅市場動向調査」から、属性などを見てみましょう。
*グラフは同調査報告書に基づき作成
「なぜその住宅を取得しましたか?(複数回答)」
取得住宅の種類別にその理由を見ると、志向の違いが見えて来ます(グラフ3)。
まず「買う党」から見てみましょう。
戸建の分譲住宅を購入した世帯「買う党/新築派/戸建シンパ」の、購入の決め手は「一戸建てだから」「新築住宅だから」がダントツのトップ。
分譲マンションを購入した「買う党/新築派/マンションシンパ」は「立地条件」へのこだわりが強く、ついで「新築住宅だから」「マンションだから」。
いずれも新築志向が強く、かつ分譲戸建には分譲戸建への、マンションにはマンションへの、強いこだわりが見えます。
「買う党/新築購入派」には「新築マイホーム」という明確な夢があり、それぞれの理由で「戸建てシンパ」と「マンションシンパ」に分かれるようです。
このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。