建築家の責任 私は住宅を設計する時にいつも心がけていることはただ一つ、「そこに住む人にとって楽しい家」にすることです。
建築家やインテリアデザイナーは、このことについて、しっかりと責任をもたなければなりません。 自分にとってつまらない家ほど、この世で罪なものはありません。自分の家に帰っても心からくつろげないなんて・・・! そんな人はこの世の不幸をすべて背負っているのと同じくらい不幸だと思うのです。
住むひとにやさしい家に 私は住むひとにやさしい家がすきです。だから、家の中に、ひとつでいいから住む人の「お気に入りの場所」を必ずつくりたいと思います。それは寝室かもしれないし、書斎かもしれない。キッチンかもしれない。もしかしたら、納戸かもしれない。
いづれにしても、そこは住む人にとって、とてもとても大切な場所ということはたしかです。大好きな恋人と同じくらい心から大切な場所となるでしょう。そんなことを思いながら、住宅のプランをすすめると、きっと良い家ができることでしょう。