構造見学会に行った物件の完成見学会には行った方がいいの? - 埼玉住宅展示場・住宅イベントNavi

構造見学会に行った物件の完成見学会には行った方がいいの?

 構造見学会に行く理由には、「建物性能について詳しく知ること」や「日頃見ることのできない会社そのもの様子を見ること」というものがありました。完成見学会には、「デザインや間取りの工夫、快適性など知ること」や「会社の社風や接客対応について知ること」というものがありました。それらを踏まえ、今回は、「構造見学会に行った物件の完成見学会には行った方がよいのか?」について、どんな時に行った方が良いのか、またどんなメリットがあるのかについて考えてみます。

本気でその会社に頼むことを検討しているなら行くべき

 構造見学会を見て、その建物の性能や仕様に良さを感じ、また、その会社自体にも好感を持ったなら、おそらくなんらかの打ち合わせや商談が進んでいるのではないかと思います。その場合、構造見学会に行った建物で、完成見学会も開催されるという場合には、来場の案内が必ずあると思います。もしその会社に、少なからずマイホーム建築の依頼しようと検討している場合は、その完成見学会については、行った方がよいでしょう。なぜなら、構造見学会に行った建物の完成見学会なら、耐震性や断熱性を高めるための部分が、完成した時には、どのように仕上がるかが明確に分かるからです。

構造見学会に行った物件の完成見学会に行った場合のメリットは?

 建築中の物件が、最終的にどのような仕上がりになるのかを一連の流れで確認できるというのは、まるで自分が家を建てる時のような体験ができると言えます。それにより、理解できるようになることと言えば、「性能を高めようとすると費用がかかる。それは完成してしまうと見えない。」ということです。
これにより、見た目がほとんど同じで、価格が異なる住宅があった場合、住宅の性能部分を比較してみるという考え方が身につきます。見えない部分に違いがあることに理解があれば、単にデザインや価格だけでなく、建物の本来の価値を判断できるようになります。
さらに学べることとしては、構造上の制約が、間取りにどのような影響を与えるのかを見ることができることです。構造見学会の時に筋交いや耐力壁の場所を見学しておけば、間取りと構造が密接に関係していることが理解でき、将来リフォームをする場合のことまでイメージして、建築時の設計を考えることができる知識を身につけることができます。もちろん図面は、プロが作成するのですが、それでも理解がある場合とそうでない場合では、やり取りのスムーズさが違ってきます。ちなみに、完成見学会に行く場合には、構造見学会で受け取った資料は、参考資料になるので、置いておいた方がよいでしょう。

 そしてもう一つ、別の視点からのメリットとして、同じ現場を二度見ることで、その会社の現場での建物への配慮について、より深く知ることができるということがあります。一回だけだと、良いことも悪いことも、偶然「その日だけ」ということが無きにしもあらずです。しかし、二度見ることで、その会社の施工管理の品質について、より確実に知ることができ、感覚的に違和感を感じたり、信頼感を感じたりとなんらかの情報は掴めると思います。このように、構造見学会に行った物件について、完成見学会に行くとこれだけのメリットを感じることができます。

デザインや間取りが、希望と違うなと感じる場合は別の物件を見に行こう

 逆に、構造見学会に行った建物の完成イメージが、自分たちが目指すものとかなり方向性が違うデザインであったり、間取りが求めるものと異なっていることで、見てもあまり参考にならないと感じた場合には、たとえ構造見学会に行った住宅であっても、完成見学会には行かなくても良いでしょう。というのは、同じ会社の建物であれば、工法が同じなら、構造については、同じ可能性が高いので、同じ会社の別の建物の完成見学会に行っても、構造見学会で確認した内容は役立ちます。実際、家を建てようと計画しはじめると、毎週のように、どこかに見学に行ったり、調べ物をしたりと、やりたいことがたくさん出てくるので、「違うな」と感じた時には、構造見学会に行った建物の完成見学会に行くことにこだわらず、新しい物件を見に行った方が良いでしょう。完成見学会は、できる限り要望に近い建物を見に行くことを優先した方が見学のメリットは高いです。

 構造見学会に行った物件で、完成見学会に行くべきものがあるとすれば、「完成デザインが気になる場合」「その会社についてもっと知りたい場合」「構造から完成までの流れを知りたい場合」と言えます。構造見学会に行く機会は、比較的少ないと思いますので、両方を見られる物件がさらに少ないと言えます。ですので、気になった物件については、積極的に、構造見学会後、続けて完成見学会にも見に行く計画を立てたほうが良いでしょう。

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