【千葉県の専門家一覧】
千葉県で活動する建築家・設計事務所の一覧です。ここから検索して気になる建築家に、設計料・工事費の見積相談、資料請求、プラン提案などを直接、依頼することができます。千葉県で住宅
もっと見る設計を手がける建築家・設計事務所が手がけた、住宅作品の実績や写真、設計料・工事費用の目安、資料の請求の方法などの情報がご覧いただけます。千葉県で家づくりの専門家をお探しの方は、ぜひご利用ください。
【千葉県ってどんな街？】
千葉県は関東地方の東京都の東にあり県庁所在地は千葉市です。房総半島と関東平野の南部にまたがっていて日本で唯一、海抜500m以上の山がない、なだらかな平野が広がるエリアです。標高329ｍの鋸山や鹿野山など観光地化されているところも多くありますが、一番高い山でも標高408ｍの愛宕山で平均海抜は46ｍで、これは沖縄県の43ｍに次いで低くなっています。このように平地が多い場所なので、住宅や建築を建てやすい広い土地が多いことでも知られています。
県の三方は海に囲まれていて大部分は房総半島に含まれます。房総半島の北側の地域は、海岸や利根川、江戸川などの川沿いの低地と下総台地があります。下総台地は千葉県北部に一帯に広がる標高20ｍから50ｍの台地で、航空機発着回数が日本で第2位の「成田国際空港」（開港：1978年）もあります。この高低差の少ない土地の住みやすさを活用して高度経済成長期に「千葉ニュータウン」などの住宅地が作られました。千葉ニュータウンは平坦な台地で坂が少なく高齢者も歩きやすい街として評価されています。
県庁所在地の千葉市は人口約90万人で政令指定都市と東京圏の過密を緩和するための業務核都市に指定されています。実際に東京都への通勤率は20%を超えていて、その役割を果たしています。また千葉市と習志野市にまたがる形で「幕張新都心」が1970年代後半から整備され、大型展示施設「幕張メッセ」（竣工：1986年）の国際展示場ホールは、日本を代表する建築家の槇文彦（まき・ふみひこ）氏によって設計されました。この建築はIAITAクォーターナリオ賞などを受賞し、国際的にも優秀な建築物として認められています。
【千葉県の建築家と著名建築物について】
千葉県佐倉市出身の建築家で有名な安井武雄（やすい・たけお）氏は昭和初期のモダニズム建築を代表する建築家で東京帝国大学建築学科卒業後、1924年に安井武雄建築事務所を開設しています。代表作は「大阪瓦斯ビルヂング」（竣工：1933年）で国の登録有形文化財として登録されています。現在も安井武雄氏の理念を引き継ぎ安井建築設計事務所という名称で大阪に本社を構えて大手建築設計事務所として精力的な活動を行っています。
千葉県に現存する著名な建築物として、「千葉大学記念講堂」（竣工：1962年）を挙げる人が多いようです。これは前述の「幕張メッセ国際展示場ホール」の設計者でもある槇文彦氏によるもので鉄筋コンクリート造の幾何学形態のモダニズム建築で「鎮守の森にたつやしろ」というイメージで設計されていて千葉市優秀建築賞に選出されています。印西市にある「東京キリスト教学園礼拝堂」（竣工：1989年）は世界的建築家・磯崎新（いそざき・あらた）氏によるもので２つのドームで構成されたチャペルとオランダで作られた鐘が吊られた塔がモダンながら静謐な印象の建物です。
このほかにも2004年 に「ニューヨーク近代美術館新館」をデザインし世界中から賞賛を浴びた建築家・谷口吉生（たにぐち・よしお）氏による「日本アイ・ビー・エム幕張テクニカルセンター」（竣工：1991年）や、関東では作品が少ない安藤忠雄（あんどう・ただお）氏によるコンクリート打放し仕上げが美しい「YKK津田沼セミナーハウス」（竣工：1993年）、西沢立衛（にしざわ・りゅうえ）氏による集合住宅「船橋アパートメント」（竣工：2004年）など、千葉県エリアにはシンプルでモダンな印象の建物が多く建てられています。
【まとめ】
東京都と埼玉県・千葉県・神奈川県をさす言葉として「１都３県」という言い方がありますが、その中で千葉県の面積は一番広いことが知られています。反面、３県の中で人口密度は一番低いということも千葉県の特徴。東京に隣接していて利便性が高く、広く高低差が少なく住みやすい土地が多い千葉県は、これから家を探す人にとって狙い目のエリアともいえるでしょう。千葉県で住まいを検討している方は、ぜひこの一覧から千葉県の建築家や設計事務所などの専門家を探して検討してみてください
