マンションの水廻りにも光と風を

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マンションの水廻りにも光と風を

マンションは、窓の位置が限られるため、水廻りや廊下には窓が取れないケースが多くあります。
スケルトンリフォームで間取りを変更したとしても、窓まわりへは部屋を優先的に配置するので、やはり水廻りや廊下は窓のない空間になりがちです。

窓が無いと、光が入らない、空気が滞る閉鎖的な水廻りになってしまいます。
それを解決するために、いくつかお勧めの方法をご紹介します。

○光をとりいれるために
ガラスなどの光を透過する素材を使う。
リビングなど窓のある部屋ごしに、自然光をとりいれる工夫です。
壁の一部を明かり取りとなる透過する素材でつくる方法もありますが、
建具をガラス入りにする方法もあります。
壁の高い部分に、ガラス入りの欄間戸を設置するのもお勧めです。

○風をとりいれるために
建具を引戸にして、ドアを解放することで風通しがしやすくなります。
建具をガラリ戸にすることで、常時空気を密閉しない状態をつくることができます。
欄間戸を採用することで、視線を遮りつつ換気を行うことができます。

リフォームをする場合には、間取りの変更と合わせて、
水廻りや廊下の環境改善も同時に行うようにしたいところですね。
上野康子/居(いとま)アーキテクツ一級建築士事務所

written by 上野康子/居(いとま)アーキテクツ一級建築士事務所

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