ペットと暮らす工夫(浴室)

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最近では、玄関の外にグルーミングスペース(ペットの浴室)のあるマンションが増えています。 散歩帰りに汚れた足や体を綺麗にしてから室内に入れるには、非常に便利です。しかし、そのような設備が整っている住宅は、まだまだ少数派です。 玄関で足だけを綺麗に拭いてあげて、体を洗うの場合は、浴室を兼用されているのが一般的です。

ペットを洗う場合には浴槽に入れずに、浴槽の上に耐荷重浴槽蓋をして、その上でグルーミングするとよいでしょう。ペットの大きさにもよりますが、蓋の上は飼い主の腰に負担なくグルーミングができることと、ペットが溺れたり、浴槽の水を飲んだりしないので、是非とも実践してみてください。

シャワーヘッド(ノズル)も、手元でコントロールできる製品がありますので、いちいち蛇口で調整する必要がないので、非常に便利です。なにより節水にもなります。毛の長い犬のシャンプーは思った以上に大変で、たくさんのお湯を必要としますので、節水効果はかなり向上します。

排水溝もペットの抜け毛が詰まらないように、網の目の細かい排水目皿を使用し、こまめに掃除をして下さい。

浴室で気をつけたいのが、ペットが溺れないように配慮することです。 留守の間に、浴室に入りこみ溺れたケースも報告されており、注意が必要です。 対策としては、浴槽には耐荷重浴槽蓋をすることと、浴室扉が簡単に開かないように開閉形式やドアノブに配慮しましょう。

ただし、ペットが開閉しにくいということは、高齢者や身障者にも使いにくいということにもなりますので、家族の事情に合わせて考えていくべきでしょう。
前田敦/前田敦計画工房

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